SMAP解散、わかりやすい真相と経緯まとめ、今後は… ※8/18週刊文春追記

2016年8月14日、SMAPの解散がジャニーズ事務所のFAXによって伝えられました。

7か月前にも解散騒動があり、この時はSMAPがジャニー社長に頭を下げるという形で騒動はまとまり、「解散はない」とジャニー社長も名言していました。

このことにより解散は逃れられたかと思われていましたが、改めて今度は決定という形で解散が発表。

一体なぜ、国民的人気グループであるSMAPが解散しなければならないのか?

すべての真相についてわかりやすく解説します。

なぜこの時期に発表するのか

いまはまさにお盆、リオではオリンピックが行われ、ニュースが騒ぎ立てている時期。

なぜこんなに騒がしい今、それも土曜の深夜に突然の発表なのか?

それは、どこのメディアもこのタイミングでは非常に動きづらく、週刊誌などは合併号を出してしまった後であり、衝撃的なニュースもすぐに記事にできないからです。

逆に言うなら、ジャニーズ事務所としては、このことについてあまり書かれたくないので、こういう時期を狙っているということでしょうか。

前回の解散騒動の時にも、SMAPメンバーには説明する機会が一切与えられず、ただ謝罪するだけで、本当の理由について聞くことはできない状態でした。

今回は解散するというのに、5人全員で会見する予定すらも組まれていません。

このことについて探りを入れられたくないという、ジャニーズ事務所の闇が感じられます。

ジャニーズ事務所は派閥だらけ

そもそもジャニーズ事務所はテレビで見るような華々しい世界ではなく、裏ではかなり陰湿な派閥争いが行われていると噂されています。

今後ジャニーズの跡取りになると言われているジュリー喜多川派、SMAPを育ててきた飯島派など、タレントはそれぞれの派閥に分かれ、暗黙のルールや牽制をしながら芸能活動をしています。

ジャニー社長派 ジュリー(社長娘)派 飯島(マネージャー)派 幹部

V6

kinki kids

タッキー&翼

TOKIO

HeySayJUMP

NEWS

KAT-TUN

関ジャニ∞

SMAP

Kis-My-Ft2

Sexy Zone

山下智久

A.B.C-Z

近藤真彦

東山紀之

もちろんこれはタレントが望んだものではありません。

また、ジャニー社長や娘のジュリーは経営陣なのでともかく、ただのマネージャーだった飯島さんがひとつの派閥として成り立っているのがすごいところですね。

SMAPをずっと支え続け、斬新な発想でタレントを売り出し続ける飯島マネージャーは、他にはない能力を持った方であり、SMAPが恩義を感じている存在でもあります。

通常の企業であれば、経営者の親族でなくとも、有能な人間はどんどん重役につけていくべき。そういう人間が社長になっていくのが本来の形なのです。

しかしジャニーズの派閥争いは大きく揉め、特にジュリーは、「紅白でSMAPがトリを務めるなら、すべてのタレントを引き上げる」と抗議したことから、SMAPのトリが近藤真彦に入れ替わるなど、かなり強い確執がメディアで取り上げられています。

飯島マネはジャニーズの子会社として独立のはずが…

多くの揉め事を解決するため、飯島マネージャーはジャニーズの子会社としてジェイ・ドリームを与えられ、そこの社長になることで話がまとまりました。

社長の娘であるジュリーが飯島マネージャーを嫌っているので、子会社の社長になることでジャニーズを離れ、SMAPと一緒に芸能活動をしていきなさい、ということです。

実際に週刊文春で、副社長メリー喜多川が「自分の娘のジュリーが後継者なのは当然、喧嘩するなら出て行って別の会社を作ってください」とも発言しています。

しかし飯島マネージャーが育てているのはSMAPだけではないため、Kis-My-Ft2ら多くのタレントも連れて新しい子会社に移ろうとしたわけです。

このことがジャニーズ側の怒りを買い、飯島マネージャーは退社、SMAPはジャニー喜多川に謝罪をするという形で話がまとまりました。

そのつなぎ役になったのがキムタクだと言われています。

※この経緯は、メディアによって意見が分かれるところであり、真相ははっきりしません。そしておそらく、今後も永遠に明らかになることはありません。

キムタクはもともと特別扱い

過去にキムタクは、自分の父親が社長をしている会社から写真集を出そうとしたことがあります。

写真集を出せば必ず売れますし、自分の親への親孝行という意味では、父親の会社で出したいという思いがあっても不思議ではないでしょう。

しかしそれがまたジャニーズ事務所の怒りを買い、写真集にはストップがかかりました。

そのことでキムタクは事務所に疑問を持ち、大手芸能事務所であるバーニングに話をつけ、バーニングを後ろ盾として新しい事務所を作り移籍しようとしたことがあります。

最終的にジャニーズとは和解しますが、このことから、キムタクはジャニーズでも特別な存在として関係が作られます。

SMAPで唯一結婚が認められていることもそうですし、謝罪騒動で『つなぎ役』になれたのも、キムタクが特別な存在であったからです。

キムタクだけはギャラが高額であるというメディアもあり、過去の騒動で自分の落とし所を手に入れられたキムタクにとっては、SMAPを存続させたいというのは素直な思いでしょう。

苦しむSMAP

7ヶ月前の2016年1月。デビュー当時から自分たちを支え、売れるようにマネジメントしてくれたマネージャーが、追い出されるように退社させられ、自分たちもテレビを使って謝罪することになりました。

しかし、ファンには謝罪されたいという思いはなく、なぜこんなことに巻き込まれているのか、謝罪会見を見て「かわいそう」と思わなかった人間は一人もいないでしょう。

ファンですら「かわいそう」、「ちゃんと活動させてあげてほしい」と願う声が巻き起こっていた中、本人たちの苦しみは更に深いものがあっただろうと考えられます。

SMAP自身も、このようなトラブルを望んでいないのは当たり前のことです。あまりにも陰湿な事務所の仕組みが明らかになったといえます。

残念ながらメンバー本人には何もコメントが許されておらず、1月の解散騒動では、キムタクですらラジオで「いつか自分の言葉で話せる時がきたら……」と口を濁すことが最大限の発言でした。

今後ももしかしたら、メンバーから本当の心の底が聞けることはもうないのかも知れません。

最終的に、メンバーの中から「解散したい」という声が出たことから、SMAPは2016年12月31日を持って解散することになりました。

誰が解散したいと願ったのか

事務所の公式発表によると、「全員一致の意見ではないものの解散したいと考えるメンバーがいる状況でのグループ活動は難しいと判断し、本日のご報告となりました」というコメントがされています。

この解散を願ったメンバーに関しては、週刊誌でもさまざまな推論がされ、最近精神的に衰弱しきっていた香取慎吾ではないかとも噂されています。

しかし、解散を導いたのは香取ではなくキムタクだというメディアもありますし、キムタク以外の4人がジャニー喜多川からの解散回避の懇願にも関わらず、首を縦に振らなかったという話もあります。

このあたりの真相は決して明らかになることはないでしょう。

ジャニーズの権力は大変に強く、過去に潰され、干されたタレントは数えきれません。

近藤真彦は現在ジャニーズの幹部として活躍していますが、同じ『たのきんトリオ』であった田原俊彦や野村義男などは独立後、テレビに出ることすら許されない状況に陥ったのです。

『歌って踊れるアイドル』としてジャニーズとかぶっていたw-indsなども、人気が出てくるとジャニーズの息がかかったあらゆる音楽番組への出演を拒否され、アジア圏での活動へとシフトせざるを得ませんでした。

ジャニーズのように、イケメンを集めてアイドル活動をさせれば売れることは分かっているのに、どこの事務所もそれをやろうとしないのは、やれば確実に潰されてしまうからです。

このような事務所だからこそ、SMAPの誰が解散したいと言い出したのか、なんていう犯人探しは意味のないことだと思います。

SMAPを解散させてしまったのは、SMAPの誰かではなく、事務所のゆがんだ構造だと言えます。

※解散時の事情について、週刊文春から新情報がありました。記事の最後に追記しています。

今後のSMAPは…

全員がSMAPをやめることなく、個人で所属し続けるという選択をしたのは、過去に多くのタレントがつぶされてきたことから考えると、タレントとして活動するための最後のラインです。

謝罪騒動の際、キムタクと他の4人の間に大きな温度差があるということがメディアに取り上げられました。

個人で活動することになってから、特定のメンバーに対して事務所の嫌がらせが行われるようなら、それこそジャニーズ事務所はそろそろ改革して膿みを出さなければ、継続できない事務所であるとも言えるでしょう。

今後の5人がどうなるかは、解散後の活動を眺めていればわかるはずです。

最後に、公式ページから、現在のメンバーが抱えているすべての仕事本数をまとめて載せておきます。

本数 内訳
SMAP 5 テレビ2本、ラジオ1本、CM2
中居正広 8 テレビ4本、ラジオ1本、CM3
木村拓哉 5 ラジオ1本、CM4
稲垣吾郎 3 テレビ1本、ラジオ1本、CM1
草彅剛 8 テレビ4本、ラジオ1本、CM3
香取慎吾 10 テレビ4本、ラジオ1本、CM5

キムタクは個人でのテレビもなく、レギュラーは控えめです。

10本の香取慎吾、8本の中居・草薙は、テレビのレギュラーだけで4本。SMAPとしての2本を合わせると、1週間でテレビに出ない日は1日しかありません。

メンバーが個別にもここまでがんばっていたSMAPはまさに国民的アイドルです。

なぜ、事務所はあるべき形で活動させ続けることができなかったのか、深い後悔が残りますし、芸能界の闇を感じます。

解散後、これらの仕事が大幅に減るメンバーが出ないことを願うばかりです。

メンバーコメント全文

 ■中居正広「ファンの皆様、関係各位の皆様、我々SMAPが解散する事をご報告させて頂きます。ご迷惑をお掛けしました。ご心配をお掛けしました。お世話にもなりました。このような結果に至った事をお許しください。申し訳…ありませんでした…」

■木村拓哉「この度の『グループ解散』に関して、正直なところ本当に無念です。でも、25周年のライブもグループ活動も5人揃わなければ何も出来ないの で、呑み込むしかないのが現状です。沢山の気持ちで支えて下さったファンの方々、スタッフの皆さんを無視して『解散』と言う本当に情けない結果になってし まいました。今は言葉が上手く見つかりません」

■稲垣吾郎「ファンの皆様、スタッフ関係者の皆様、この度はご心配ご迷惑をお掛けして本当 に申し訳ございません。今の状況で五人での活動は難しいと思い、辛い決断ではありますが『解散』という形を取らせて頂く事になりました。どうか僕達の意志 をご理解頂けたらと思います。28年間本当にありがとうございました」

■草なぎ剛「この度僕たちSMAPは解散する道を選びました。いつも応援してくれたファンの皆様、支えてくれた関係者の皆様、グループ結成から28年間本当にありがとうございました。今後も精進して参りますので引き続き、温かく見守って頂けると嬉しく思います」

■香取慎吾「ファンの皆様、そしてスタッフ関係者の皆様。僕らSMAPは解散いたします。応援して下さった沢山の方々に心より感謝申し上げます。そして突然のお知らせとなりましたこと、深くお詫び申し上げます」

公式発表より引用

8/18 追記 週刊文春より

週刊誌は雑誌によってさまざまなことを報道しており、どれが本当なのかよくわかりません。

信ぴょう性があるのかどうかは不明ですが、週刊文春8/25分のまとめを載せておきます。

  • ジャニー喜多川氏から、中居らに「25周年を一緒にやろう」と伝えるも、中居らは首を縦に振らない
  • 解散発表は数日前からリークされていたが、すぐに発表されなかったのは、ぎりぎりまで事務所が『活動休止』でおさまるように動いていたため
  • 香取・草薙は解散を願い、稲垣と中居も押し切られる。キムタクは活動休止で冷却期間を作りたかった
  • 週刊文春の過去のインタビュー中、メリーが飯島マネージャーに激怒し「跡継ぎはジュリー、対立するならSMAPを連れて出て行け」と言い放ったことから、飯島・SMAPは独立へと向かい始めた
  • 独立間際に、工藤静香が「事務所に残れ」とキムタクを説得、飯島マネに猛抗議の電話を入れる。飯島マネもあきらめ、ひとりで退社する
  • 飯島マネを親のように慕っていた香取は、飯島マネが孤独に去ったことをキムタクの裏切りと捉え、強烈な亀裂が走る
  • ジュリーが飯島のかわりを務めようとするが、飯島マネがいなくなると、SMAPのまとめ方が事務所の誰もわからない状態に
  • 中居と木村はこのままSMAPを続けようとするが、他の3人は深く思い悩み続け、香取と草薙は「15年前にもう壊れていたのに10年続けた、それを理解してください」と言う
  • 15年前といえば、飯島マネの猛烈な反対を押し切ってキムタクが結婚した年。工藤静香がメリーに根回しをして結婚を実現し、この時からキムタクと飯島マネの間には溝が入るようになった
  • 週刊文春が今の飯島マネに退社時の思いについてインタビューすると、「あの時のことは思い出したくない、SMAPを気にかけない日はないが、もう関わることもないし、彼らのことは私が言える立場にない」
  • 「SMAP解散の原因はメリー」というバッシングを受けメリーも懲りたことと、ジャニーがSMAPを守ろうとしているため、メリーも今となっては沈黙を守っている
  • すべての原因は15年前のキムタクの結婚からだった

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