ブログ管理人の衝撃の実話。恐怖、『壁にしがみついていた男』

みなさんこんにちは、ブログ管理人のパパえもんです。

日頃このブログでは、『笑ってためになる』記事紹介を目指し、時事、科学、エンターテイメントなどについてさまざまな話題を取り扱わせていただいています。

今回はすこし趣向を変え、管理人が本当に体験した恐怖の実話を紹介しようと思います。

今は夏真っ盛り。そして、この話を体験した時も、蒸し暑い夏の夜でした。

まさか、自分の人生であんな恐怖を体験することになるとは…。

今でもこんなことが現実にと驚くことになる実話、『我が家の壁にしがみついていた不審者』の話を聞いて下さい。

ある日、警察がやってきた

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夏の暑い日、夜になっていくぶんか蒸し暑さも落ち着いてきたところで、ぼくは息子とTVアニメを見ていました。

きゃっきゃとはしゃぐ息子を抱いて、妖怪ウォッチの録画を見る時間。

それはなんの変哲もない幸せな時間であるはずだったのです。

しかし、そんな平和はたったひとつのチャイムによって打ち破られることになりました。

『ピンポーーーン』

夜9時。

来客にしてはやや遅い時間です。

宅配便だとも考えられません。

いぶかしがりながらモニターを見ると…

そこには、警察官としか考えられない服装の2人が立っていたのです。

ぼくの家に警察が…? なぜ…?

胸の高鳴りを感じながら、モニター越しに「はい?」と答えると、警察官は非常にけわしい表情でモニターをにらみつけていました。

「お話がありますので、ドアを開けて下さいますか」。

「お前は誰なんだ?」

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ドアを開けたぼくに対して、警察官はすっと警察手帳を取り出しました。

ドラマなどでよく見る光景ですが、本当にこうして身分を証明するのだなと感じさせられました。

そのまま警察官は、ぼくのことをじっと観察するような目で見た後、このように話し始めたのです。

「夜分遅く失礼ですが。通報がありましてね。

あなたの家の壁に…

『しがみついて中の様子をうかがっている男がいる』というんですよ」。

!?

予想もしなかった話に、言葉につまってしまうぼく。警察官はじっとぼくを観察しています。

それもそのはず。

いま、家の壁を見渡しても、しがみついているような男はいません。

しかし、そんな男がいたとしたなら、当然、その男は『侵入しようとしているはず』

侵入して、家の人間を殺すか監禁し、すり替わっていたとしたら…?

なにくわぬ顔で出てきたぼくが、実は侵入者だったら…。

警察はわずかな異常も見逃すまいとぼくのことを観察しています。

『お前は誰だ?』と疑っている目つきです。

『侵入者』

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壁の男にまるで心当たりがありません。

家に侵入された様子はない…はず。

しかしもしも、家族がくつろいでいるリビングより遠い部屋から、こっそり忍び込んでいたとしたら?

闇夜と、TVアニメの音にまぎれてそっと網戸を開けていたとしたら。

今は真夏。

暑いので、すべての部屋の窓は開けてしまっています。

鍵なんてどこにもかけていない。

窓からなら自由に入れる。

そして、入ってしまえば、隠れる場所なんてどこにでもあります。

『妻と子どもを守らなくては…』

そう考えたぼくは、すぐに警察に一緒に調査をしてもらえるよう話をします。

「今は家の中に不審者がいるような気配はありません。しかし、壁にしがみついていたのなら、もうそこからどこにでも忍び込めるでしょう。窓に鍵は閉めていませんでしたから。家の中、外、どちらも一緒に見ていただけますか?」

警察官2人は無言でうなずきます。

妻と息子に注意をうながし、警察官とぼく、男3人で徹底的に調査することにしました。

いったい、壁にしがみついていた男の通報は、いつごろされたのか?

そんな質問を警察官にすると、その返事は、「ほんの数分前」。

なら、まだ確実に家の中にいるはずです。

夜の家探し

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家の調査をするにあたり、警察官がぼくの前へ立ちつつ、隠れられそうな場所をしらみつぶしにあたっていくことになりました。

侵入者がいるとすれば、見つかっておとなしく出てくるはずがない。

反撃を仕掛けてくるかも知れず、また、凶器を持っていてもなにもおかしくはありません。

自然と心臓の鼓動は高鳴り、「誰もいてくれるな!!」という思いも胸をよぎります。

しかし、警察官2人は確実にいると確信していました。

「ぼんやりした通報じゃなかった。はっきり見ていた通報だった。確実に、あなたの家の壁に不審者がしがみついて、家の様子をうかがっていたんです」

家の周囲の壁。

家の中。

ガレージ。

お風呂。

トイレ。

納屋。

屋根裏部屋……

周囲や家の中を探しまわるたび、ぼくたちに緊張が走ります。

どこかにいるはず。もしくは何かをしていたはず。必ずこの家になにかがあるのだ…。

一通り、1階から3階までを調査したところで、警察官が警戒しながら尋ねてきました。

「通報があった10分から少し前ですが…あなたは一体その時なにをしていたんです?」

ぼくは一体何をしていた…

10分から少し前の記憶をたどりました。

あの、しがみついていた男

10分前、子どもと一緒に『妖怪ウォッチ』を見ていた…

しかし…いや、違う…

その前に、忘れていた洗濯物を取り込んだんだっけ…

うっかりして干しっぱなしになっていたから…

いろいろと濡れていたものをたくさん干したんだよね。

ロングクッションとかも、汚れてしまったのを洗ったから大変だった。

しかもそのロングクッション、風で飛んでしまったのか、うちの壁と玄関ポールの間にはさまりこんで、取るのに苦労したよ…

見ようによっては、長くて黒いロングクッションが、壁と玄関ポールの間にねじれてからんで、人の形のようにも…

………

……………

……………………

警察&ぼく「それですよね?」

警察とぼくの間に、どうしようもないハーモニーが響き渡ります。

警察 (なんなんだこいつ… 壁とポールの間にうまいこと人間っぽい形で洗濯物を落としよって…あと洗濯物は早く取り入れろよ…)

ぼく (なんだこの通報… 的確に人の家事ミスを通報という形でスターダムにのしあげおって…あと早く『妖怪ウォッチ』の続き見させろよ…)

お互いに、どちらを責めるともいかない微妙な雰囲気。

「なんなの!?」という思いを隠し、つとめて社会人として普通にふるまいます。

ぼく「(恥ずかしい調査) ありがとうございます」

警察「もし、何か起これば、またいつでも呼んで下さい (くだらない通報以外なら)

こうして、微妙な雰囲気のまま、警察は帰り、夏の夜は更けていくのでした…

奥さん「洗濯物早く入れなよ…」

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