探偵ナイトスクープでおもしろかった依頼まとめ!『恐怖の大阪』編

探偵!ナイトスクープDVD Vol.11&12 BOX 西田敏行局長 大笑い!大涙!

ぼくは探偵ナイトスクープが大好き!

関西ローカル番組である探偵ナイトスクープは、まさに大阪人のソウルそのもの。

吉本新喜劇と並んで、家族で仲良く見る憩いの番組です!

今回は毎週探偵ナイトスクープを見ているぼくが、特におもしろかった依頼を紹介します!

『大阪は本当は怖い!?』の回です!

大阪に憧れる娘を怖くさせろ!!

福岡県で看護師の勉強をしている18歳の女の子は、大阪に憧れ、卒業したら必ず大阪の病院で勤める!と言っているほどの大阪ファン。

その女の子のお母さんからナイトスクープに、「福岡の病院で働けばいいのになぜ大阪に行くのか!探偵さん、大阪が怖いと感じるビデオを作って、娘を大阪に行きたくなくさせて欲しい!」という依頼が届きます。

探偵ナイトスクープは総力を結集し、そのへんにいる素人のおっちゃんおばちゃんを集め、『大阪はこんなに怖い!!』というビデオを制作します。

ついに完成した『大阪怖いビデオ』はとてつもないものでした。

『大阪怖いビデオ』銭湯が怖い!

市民の憩いの場である銭湯。しかし、銭湯からして大阪はめちゃくちゃ怖い。

探偵が銭湯の入り口で「今日のお湯は何度ですか?」と番台に聞くと、「今日はちょっとぬるいね、90度くらいやね」という返事が。

なんと、ぬるい日でも水が蒸発する100度近くまで上げているという。

こんなにお湯が熱い大阪、行きたいと思いますか!?

更に探偵が、「今日は何人くらい死んだんです~?」と聞くと、「今日はまだ死んでないね~」と番台が答える…!

ふだんは銭湯で人が死んでいる!!!

こんなに銭湯で人が死ぬ大阪、行きたいと思いますか!?

さらに、探偵は脱衣所に行き、常連のおじいちゃんたちにインタビューします。

「おじいちゃんたち、ふだんは何度くらいのお湯に入ってるんですか?」

「そうね…だいたい、110度から130度やね」

なんと、物理の常識を超え、100度を超えると蒸発して存在しなくなるはずのお湯を、130度まで維持して入浴しているというおじいちゃんを発見。

もはやノーベル賞なみであり、素人をいきなり起用するとこうなるという見本のような答えです。

これはボツとして録り直し、改めておじいちゃんたちに質問を浴びせます。

「おじいちゃんたち、ふだんは何度くらいのお湯に入ってるんですか?」

「95度やね!」

「ならわしは98度や!」

競いあうように沸点すれすれの温度まで上げていくおじいちゃんたち。

実際に浴場まで入って行くと、お湯がボコボコと湧き上がり、真っ白な煙に包まれています。あたかもドライアイスでも入れたかのような状況です。

複数ある浴槽のうち、不自然なほど一箇所の風呂しか湧いていないのは、ドライアイスをひとつの浴槽にしか入れなかったような手抜きを感じさせます。

そんなボコボコと沸き立つ風呂に気持ちよさそうに入るおじいちゃん。

「いや~気持ちいいね! やっぱり風呂は90度に限るね!」

福岡の40度くらいのぬるいお湯じゃあやってられんね!!」

なぜか銭湯の中で、依頼者が住む福岡の風呂の温度が、的確に話題にのぼっていきます。

「大阪では常にこうだから! 大阪には水が存在しないから!! 最低でも80度からだから!!」

迫真の演技で、依頼者の娘に大阪の恐怖を解説する探偵。更に、その恐怖はタクシーにも及ぶと言います。

『大阪怖いビデオ』タクシーが怖い!

大阪では、ごく普通にタクシーに乗っただけで怖いという探偵。

実際にタクシーを呼び止め、「そこまで行って~」と頼んでみると、「しゃあないから行ったるわ!」と食い気味で運転手が怒鳴ってきます。

あまりにも不自然な食い気味さが、あたかも事前に台本を見ているのではないかというほどの違和感を感じさせます。

タクシーを降りる際、「1万円しかないんですけど」と運転手に伝えると、運転手は事前に答えを知っていたかのように、食い気味でいきなり激怒。

「なに!? 1万円しかない!? 大阪では全員がお釣りが出ないように金銭を持ち歩いてるで!! 1万円しかないなんて、人間のクズでんがな!!

なんと大阪では、タクシーに乗る際、きっちりとお釣りが出ないよう全種類の小銭を揃えておかなければ、人間のクズ呼ばわりされることが判明。

さらに運転手は、「1万円しかないのなら、1万円をお釣りなしで置いていったらええんや!!」と迫ります。

しかし運転手は外見からして優しそうなおじさんであり、もともとキレたことがないような雰囲気であることから、明らかにキレていることにおじさんの方が動揺していることが見て取れます。

しまいに、「あわわわ、あわ…」と舌がまわらなくなりながらも、必死で棒読みながら、「お金を置いていけ!」と迫るおじさん。

なんと大阪のタクシーでは、棒読みの運転手が、お釣りがないなら1万円を置いて行けと要求してくる!

こんな怖い大阪、行きたいと思いますか?

『大阪怖いビデオ』散髪ですら怖い!

大阪では、ごく普通の散髪ですら怖い!

銭湯も怖く、タクシーも怖く、散髪ですら怖いとは、大阪で生活なんてできるのでしょうか?

上品な福岡の娘さんごときが耐えられるのかな!?

普通の散髪屋を調査するべく、探偵が散髪屋に入ると、そこでは恐ろしい光景が繰り広げられていました。

茶髪青年「金髪でお願いします」

店主のおばちゃん「なんやと!? 金髪やと!? あほんだら、おのれの勝手にはさせへんぞ! うちの好きなようにさせてもらう! それが浪速の散髪屋じゃ!!」

なんと、カラーを注文しただけで、「勝手にはさせへんぞ!!」と逆ギレされてしまうことが判明。

こんな怖い散髪屋がある大阪、行きたいと思いますか?

しかしこの店主のおばちゃん、致命的なほど演技が下手であり、棒読みどころのレベルではなく、初音ミクがおばちゃんの姿に変身したのではないかと思わされるほど不自然な演技をし始めます。

最終的におばちゃんは、青年の髪を真っ黒に染め、なおかつ七三分けにして爆笑しはじめます。

「どうじゃ、真っ黒けの刑じゃ! わっ・はっ・はっ・はっ・はっ・はっ」

いまだかつて、これほど下手くそな棒読みの笑い声を聞いたことがありません。

茶髪の青年も、あたかも最初から黒髪・七三にされることがわかっていたかのように、あきらめたような苦笑いを最初から浮かべています。

なんという不自然さ!!

店主のおばちゃんは、「35年間、すべての客を黒髪・七三に変えてきてるんや!」と棒読みで豪語します。

こんなに怖いことをされてしまう大阪、あなたには耐えられますか!?

怖くなったのか?

探偵がすべての『大阪怖いビデオ』を見せ終わり、「散髪屋ですら黒髪・七三で追い返される世界、こんなことされる大阪、怖くなったか!?」と娘さんに問いただします。

しかし娘さん、

「なんで探偵さんの髪は黒髪・七三じゃないんですか」

という返答のしようもない正論で切り返してきます。

確かに探偵は茶髪であり、七三どころかかっこよくセットまでしくさっています。

なぜこいつは、大阪ですべての行事を体験しているはずなのに、大阪に染まっていないのか!?

「おれは散髪のみ名古屋だから!」と非常に苦しい言い訳をして言い逃れる探偵。

「このビデオを見て行きたくなくなったやろ!」と母と娘に迫ると、反対していたお母さんが、「おもしろくて逆に私も行きたくなりました」という返答。

こうして大阪怖いビデオは、棒読み役者と無意味に七三にされた青年を残し、静かに幕を閉じるのでした…。

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