なんなんだこの人は!?この世で最も面白い野球選手、ヨギ・ベラ語録

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参照:Wikipedia

日本の野球界において、最もおもしろい男として語録が作られるのは長嶋選手。

「思い出のメモリーがね…」などに代表されるセリフは、思い出は最初から英語でメモリーだろとつっこませずにはいられませんが、海外にはそれに匹敵する強力な男がいました…!

それが、ヤンキースの歴史に誇る名キャッチャーであり、世界に誇るおもしろ名言メーカー、ヨギ・ベラです。

天才選手として殿堂入りしているヨギ・ベラですが、それほどの人物が、一体どんなおもしろゼリフを残しているというのでしょうか?

聞いた瞬間に、自分の耳がちゃんと機能していなかったのかと疑ってしまう、ヨギ・ベラの名言集を紹介いたします。

名言1

「ぼくはいつも、1時から4時までの2時間、昼寝するんだ」

いきなり時空を超越するヨギ・ベラ。

1時から4時まで2時間昼寝をすると言いますが、一般人より1時間少ないという驚異の時間感覚を持っています。

空白の1時間はどこへ行ったのか? ヤンキースを世界一に導いたヨギ・ベラにとっては、時空を超えることなど朝飯前であることがわかります。

名言2

「今じゃあ、5セントは10セントの価値もないんだ」

物価が上がると、昔は100円もあれば買えていたジュースが、130円、150円と値上がりしていくことになります。

ヨギ・ベラはそういった物価の上昇を語り、「今では、5セントは10セントの価値もない」と言いますが、そもそも最初から5セントは10セント以上になりません。

日本でも5円が10円以上になったら、誰でも5円を集めて売りさばくでしょう。

時間を超越し、通貨の観念すらも超越し始めたヨギ・ベラ。

彼の発言に多くの野球ファンは、「すごい! そしてもっと算数を勉強しろ!」というエールを寄せています。

名言3

「ベースボールにおいて必要なものの90%は精神。残りの50%は体力だ」

ベースボールは常に140%の力が必要とされるという、とんでもない新理論を打ち出したヨギ・ベラ。

常時140%の力を解放していたならば、当時のキャッチャー最高峰の358ホームランも納得がいきます。

考えられないほどのかっこよさ。それと同時に、もうあまり数字でかっこいいことを言わないようにしてほしいと切実に願うファンの姿も目に浮かぶようです。

名言4

「ピザは4つに切ってくれ。6切れだと食べられないから」

ピザを小さく6つにカットするととても食べられないが、大きく4つにカットすると食べられるというヨギ・ベラ。

ヨギ・ベラさん、もう数字に関することは言うんじゃない!!

おかしなことになるから!!

彼はカット方法によって満腹度合いが変わるのでしょうか?

何のことを言いたいのか、原型が意味不明な発言です。

名言5

「じっと見ることで、たくさん観察できる」

ヤンキース最高のキャッチャーとして活躍した後、監督にも就任した天才ヨギ・ベラ。

彼が残した言葉、「じっと見ることで、たくさん観察できる」は、これ以上ないほど当たり前の言葉であり、得られる情報がほとんどないアドバイスであることから、野球界の迷言リストに入っています。

逆に、じっと見もせずに観察している人がいるのでしょうか? ヨギ・ベラのセンスが世界を困惑の渦へ巻き込みます。

名言6

「試合は――終わるまで、終わらない」

たくさん観察できている人のセリフとは思えない当たり前のセリフ、第2弾。

おそらく、「試合は終了まで分からない」ということを言いたかったのだと思いますが、「終わるまで終わらない」という言い回しを使ったせいで、それは当たり前だろうと誰もが言いたくなる結末になっています。

こうして見ると数字だけでなく言葉のチョイスも壊滅的であり、なにも発言しないほうが逆にかっこよかったケースもあると言えるでしょう。

名言7

「電車を乗り間違えるってわかってたから、早く家を出たんだ」

なんとヨギ・ベラ、時空を超越した後には未来予知までも行い、事前に電車を乗り間違えることを予測して早く家を出たと言い始めます。

しかし乗り間違うことが分かっているなら、なぜ乗り間違わないようにしなかったのか?

自らタイム・パラドックスを起こし始め、ここにきて完全に野球選手という枠を超え始めていることが分かります。

名言8

「考えながら打つなんて同時にできない」

ヤンキース最高のキャッチーであり、バッターとしても当時のキャッチャー最高の記録を残したヨギ・ベラ。

しかしなんと、すべての打席でなにも考えずに打っていたことが明らかになります。

ふつうは誰でも、「次はストレースかな?カーブかな?」と考えながら打つはず。

ヨギ・ベラはなんと、バッターボックスに立った瞬間に無と化し、当時の世界最高記録を出していたことが明らかになったのです。

何も考えずにホームラン記録を出したという無の巨人、ヨギ・ベラ。少しくらいなにか考えてるはずだろ!

名言9

「スランプなんかじゃない。バットにボールが当たっていないだけだ」

スランプかと問われたヨギ・ベラが、スランプではなく、バットにボールが当たっていないだけだと言い放ったセリフ。

じゃあいったいスランプとは…!?

そしてそんな理屈が通用するなら、たとえホームランを打たれても、「ホームランなんかじゃない、ボールがフェンスを越えただけだ」とごねることが可能であり、もはや大乱闘必至だと言えるでしょう。

ついにヨギ・ベラは野球そのものの観念までも変え始めました。いち野球選手にさせておくには惜しい存在です。

名言10

「言ったことの全部を、言ったわけじゃない」

どう考えても、「思ったことのすべてを言ったわけじゃない」と言おうとして、舌が大ドリフトしたのだろうと思わせますが、妙な言い違いのせいで、「言ったことは全部言ったはずだろう」とまったく何の含みもない言葉になっています。

ヨギ・ベラの活躍から数十年を経ても、こうして言ったことの全部が記録され続けているヨギ・ベラ。

彼こそは、ヤンキースの歴史上でも類稀なる才能を持った選手であり、最もおかしな発言を続けた迷選手でもあるのです。

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