WiiUで過去の名作がプレイできるようになりました!
今回は、スーパーファミコン当時にほとんど全ゲームをやりこんだゲーマーである管理人が、今遊んでもおもしろい、おすすめの名作ゲームについて紹介いたします!
時代を懐かしむもよし、最新ゲームと並べて遊ぶもよしの傑作揃いです!
ファイナルファイトシリーズ
友達と一緒に遊ぶと最高に盛り上がるのがこのゲーム!
三國無双の元祖のようなゲームなのですが、1画面上で友達とわいわい戦うのは最高におもしろい!
パンチ、キックはもちろん、そのへんに落ちている棒や道具はすべて武器として利用可能。
落ちている棒きれを拾って敵を殴り倒していくそのさまは、こんなやつこの世にいていいのと思わせる世紀末状態。
一応必殺技もあるのですが、敵全体を吹っ飛ばせるものの、自分にもダメージを受けるという諸刃のシステムで、近くにいると味方プレイヤーまでダメージをくらいます。
あまり使いたくはないけれども、敵にボコられたら使わざるを得ない必殺技。
友人とプレイ時には、「今から必殺技を使うよ!」という必殺技宣言のもとに使用することになりますが、友達によっては必殺技宣言から使うまでが0.5秒未満ということもあり、宣言された瞬間に巻き添えを食っていることも。
よけられるわけねーだろ!!とゲームの中でも現実でもファイナルファイトしていました。
ちなみに死んだとしてもコンティニュー出来るわけですが、コンティニュー回数はプレイヤー全員で共通。
友達が必殺技の使いすぎという意味不明な理由で死亡し、なんかいっぱいコンティニューしてるなと思ったら、自分のコンティニューをめっちゃ使われており、勝手に命使われた気分になることもありましたね。
このような協力プレイならではのハプニングもありますが、協力プレイならではの感動もあり、とてつもない強敵をふたりで倒したり、ピンチに助け合うなど、濃厚なチームプレイを楽しめました。
最近のゲームのような、覚醒などの一発逆転要素がなにもないために、地道に協力しあって進めることが最重要ポイントになります。ぜひ古き良き時代のゲームを楽しんでいただきたいです。
男くさくて嫌かもしれませんが、
ぎりぎり萌えの女の子もひとりいますから!!
ロマンシング・サ・ガシリーズ
今でも珍しい、まったく新しいシステムを搭載したRPG。
人種も国も違う8人の中から自由に主人公を選び、物語のない旅に飛び込んでいきます。
あちこちの国にさまざまなイベントはありますが、メインストーリーはなく、自分の旅がメインストーリーになる仕組みです。
通常のRPGでは、「うちの村のおじいちゃんを助けて!」というイベントが起きた場合、もうおじいちゃんを助けないと絶対に先に進まず、世界の危機だというのにおじいちゃんのことばかりに苦労している状態が続きますが、この作品ではイベントの無視が可能。
気に入らないイベントは無視してOKなので、自分の好きなように物語を進めることが出来るのです。気ままに世界をさすらうのは本当に面白いの一言。
また、レベルアップや経験値などの概念もまったくありません。
戦っているとHPや武器の熟練度、技ポイントは上がっていきますが、基本能力はずっと同じまま。
普通のRPGでは、戦うほどに強くなり、最終的には肉体が鉄板というくらいカチカチになっているのですが、ロマサガにはそんなシステムはないため、常にぎりぎりの緊迫感があります。
世界中のさまざまなキャラクターを仲間にすることができますが、死にすぎると消滅してしまうというのもおもしろい。
必殺技も戦いながらおぼえていく現実的なシステムです。得意な武器を使うとおぼえやすいとか、特定の技ばかり使っていると上位技をひらめくとか、本物っぽくてリアリティがありますね。
正解も不正解もない、自分だけの旅が作れるRPGです。
他にはない、唯一の存在であるロマンシング・サ・ガを楽しんでいただきたいと思います。
超魔界村
このアクションやらなかったら何のアクションで遊ぶの!?という人気アクションゲーム。
これほんとにおもしろいんですから!!
主人公は騎士アーサーとして物語を進め、さまざまな特徴がある武器を拾っては、個性的な攻撃で敵を倒し、トラップをくぐり抜けていきます。
スーパーマリオよりも格段に難易度が高いですが、その分奥が深く、「ああ~!もっかい!!」と何度も何度もやり直してしまうゲームです。
ゲームスタート時、アーサーは鉄の鎧を装備して始まりますが、新しい鎧を手に入れるたびパワーアップ。
最強の黄金の鎧は魔法が使えるため、ここまで強くなると「おお~!あんなに弱かったアーサーが!」とめちゃくちゃ感動してしまいますね。
ただ、どれだけ強くなっても、敵の体当たりを食らうと一発で裸になるという点は変わっていません。
●もうちょっとこらえろよと言いたくなるシーン
裸の状態で敵に当たると即死亡の上、せっかく魔法レベルまで育った武器もイチからやり直し、瀕死すれすれのプレイが始まることになります。
また、難易度が高いゲームであるにも関わらず、ラスボスのところまでたどり着くとスタート地点に戻されるという悪魔的システムを搭載しています。
更に難しくなった2周目を、特定のアイテムを持ってクリアすることで、やっとラスボスと戦えるという鬼仕様。もったいぶらずにさっさと出てきて!!
SFC版は難しい上に時間もかかる恐ろしいゲームでしたが、WiiUではゲームボーイアドバンス版もあり、こちらではセーブが可能です。ただ、画質は少し悪く、画面の幅も小さくなるのでおすすめはできませんが…。
一人でやるのも、友達とやるのも盛り上がるゲームです。
難易度が超高いので、横で見ているだけでもハラハラさせられますよ。
ファイナルファンタジーシリーズ
やっぱり名作を語る上で外せないファイナルファンタジーシリーズ。
もちろん最近のファイナルファンタジーのクオリティにはかなうべくもありませんが、ストーリーの出来は今とまったく遜色ありません。
SFC版は4と5が出ているのですが、どちらもお勧めできる傑作です。
5は、ジョブチェンジシステムがおもしろく、いろいろな職業や能力を切り替えながら、自分だけのオリジナルパーティーを作るのがおもしろい!数々の組み合わせに挑戦しました。
4は、ジョブは全員固定ですが、それだけにジョブそのものがストーリーに関わる深い要素のひとつになってきます。
1991年に発売されたゲームですが、技術が限られた中で、メーカーチームが魂を込めて制作したのがよくわかる作品です。
スマホ版もありますので、片手間に楽しみたい方はそちらもお薦めですね。
スーパーファミコンウォーズ
上の画面だけ見ると、なんかややこしいだけでおもしろみゼロと思ってしまいますが、ちょっと待って!! ちょっと待って下さい!!
今は感覚をゼロにしてください!!
いいですか!? 全身麻酔状態で!!
このスーパーファミコンウォーズ、ファミコンやDSなど、新しい機種が出るたびに発売される人気シリーズなんです!
しかも毎回システム一緒なのに売れ続けてるんです!
これは相当におもしろくねりこまれている証拠であり、同じシステムでずっとやっていけるのは、それが完成されているからなんですね。
戦略シミュレーションなんですが、考え方としては将棋みたいなものだと思ってもらえればいいと思います。
将棋だからこそ、どんな機種のゲームになってもおもしろいというわけですね。
戦略ゲームが好きな方には絶対お勧めの1作です!
いつかDSソフトの紹介まとめもしたいですが、DS版のファミコンウォーズDSなんかは奇跡的なおもしろさ!! 考えられない時間遊んでしまいました…傑作の一言です!!
ロックマン7
今はこんなゲームももうない、難易度の高いアクションゲーム。
敵のボスを倒すと、ボスの技が使えるようになるというシステムで、技の相性を考えながら、さまざまなボスに挑んでいくことになります。
終盤になるともちろん全ボスの技が使えますから、数々の技を駆使し、ラスボスに挑んでいくのは本当に快感。
ボスの技によって、攻撃系、防御系、移動系などがありますので、補助系の技を足場に使って移動し、攻撃系で戦うなど、技の組み合わせも魅力的ですね。
ゲーム自体も、ロックマンでしか決して味わえない雰囲気があるのでお薦めです。難易度が高いからこそ、逆にクリアしたくて何度も何度もやってしまいますよ。
ちょっとイケメンになり、ド派手になった姉妹作『ロックマンX』も配信されています。
かまいたちの夜・弟切草
SFCが誇る名作アドベンチャー。
シナリオが複雑に分岐し、さまざまな結末が待っている上に、ストーリーもうまくアドベンチャーゲーム向けに作られているので、今でも根強い人気があります。
古いゲームであっても、ストーリーを楽しむのであればまったく問題ありません。
シナリオライターの我孫子武丸さんは小説家としても非常に高い人気があり、かまいたちの夜は計13回もリメイクされています。
WiiUでなくとも大体の機種で遊べるのでお薦めです。夜に一人でこつこつ進めると、世界観にひたれて一層おもしろいかもしれません。
結末が幾重にも分かれていて、「こんなエンディングもあるの!?」と驚かされます。
MOTHER2
あのコピーライター、糸井重里さんが、テキストを全面監修したという異色ソフト。ゲームデザインも非常に優れており、歴史に残る名作のひとつだと言えるでしょう。
画面だけ見てみると、
小学3年生かな?
と思わされますが、その内容は緻密で、グラフィックからは想像もつかないほど緊迫しています。
デザイン、シナリオ、音楽、すべてが絶妙に絡み合わないとなかなかこのような名作が生まれることはないでしょう。
ラストのギーグ戦は間違いなく感動もの…。可愛らしい外見ですし、子どもにこそプレイしてもらいたいと思います。
今遊ぶとシステムこそ古いですが、何度遊んでもおもしろい傑作RPGです。
ライブ・ア・ライブ
スクウェアが制作した異色のRPG。
8つの時代、8つの主人公をあやつり、いつしかそれがひとつのストーリーに繋がっていく大作です。
物語は原始時代編の主人公から始まるのですが、当然原始時代には言葉がないので、セリフは一切なし。
全員ウホウホ、あいつもウホウホ、ぼくもウホウホ、言ってることがまるで分かりません。
絵柄や行動だけで判断し、においを追って戦っていくのは、まさしく原始時代。それでいながら迷うことなく進められるので、製作者のセンスとアイディアにはすごいものがあります。
さらに幕末の忍者や、中国のカンフー、西部のガンマン、現代の格闘家、近未来のエスパー、超未来SFのロボット、中世の騎士と、ありとあらゆる時代で、特徴ある世界を楽しむことが出来ます。
エスパー編では能力を活かして相手の心を読めたり、忍者編ではシビアな要人救出劇、SF編ではサスペンス、ボリューム的にはゲーム8つ分くらいのエッセンスが入ってるんじゃないでしょうか。
そんな8つの時代の主人公たちが、最終的にはひとつに集まってラスボスに挑む…傑作RPGです。
ライブ・ア・ライブはなかなか続編が出せるタイプのゲームではないので、1作で完結していますが、ぜひリメイクを出して欲しいと願っています。
1994年のゲームですが、ゲームとしてのおもしろいエッセンスがあふれていますよ。
タクティクスオウガ
ファイナルファンタジー・タクティクスの原型であり、ほとんどのシステムがこのころに完成しています。全然いっしょやんというくらい安心して遊べます。
中身は重厚なファンタジー世界で、シリアスなストーリーと練りこまれたゲームシステム、まさしく戦略ゲームのお手本のような作品です。
敵キャラを説得で仲間にできたり、ショップで雇ったユニットを自由に編成して理想のチームを作れる上、隠しダンジョンも用意されているので、長くやりこむことができます。
スーパーファミコンは画面が粗い作品が多いのですが、後期作品であるタクティクスオウガは美しい! 丁寧に作りこまれているのがよくわかりますね。
戦略ゲームが好きならば、原点をさぐる意味でもお薦めできる1作。
はまれば数十時間は軽く持っていかれる良質なゲームです。
まとめ
時代がWiiUになり、手元でさくさくと昔の名作ゲームに触れられるようになりました。
少年時代に、テレビに取り付けてもくもくと遊んでいた頃がうそのようですが、この機会にぜひ、若い方にも昔の名作ゲームで遊んでいただきたいと思います。
とっつきにくいものもあるかも知れませんが、昔のクリエイターが注いだ情熱が伝わると思いますよ!
今と違ってムービ―など挿入する余裕もなく、限られた資源の中でアイディアを絞った工夫は、美しいグラフィックにもひけをとらない素晴らしいものです。ぜひぜひ体験してみてください。
キャラゲーにも傑作が多くおすすめ!