ぼくは20年くらい三国志が大好きな三国志マニア!
妖怪ウォッチに関しても、アラサーの分際でUSJの『妖怪ウォッチ・ザ・リアル』に参加するほど大好き!
そんな三国志と妖怪ウォッチがついに合体した!!
なにこれどうなってるの!?
ぼくのために作ってくれたの!?
いや、そうじゃないことはわかってる!!
でもそれくらいすごい! 世界で一番おもしろいじゃんこんなもん!!
そんな世界で一番おもしろい妖怪三国志では、妖怪たちが三国志の武将になっちゃってます!
でも武将って一体誰? そんな三国志にうとい方のために、三国志に登場する人物全てを把握している正におばかとしか言いようがないぼくが、気になる妖怪武将について解説していきます!
妖怪武将解説! これはピッタリ!編
三国志と妖怪がまさにマッチしているキャラクターは誰なのか!? 三国志マニアによる解説です!
フユニャン曹操(そうそう)
三国志最強の英雄、曹操はフユニャンに!これは三国志ファンも納得の配役です。
もちろんフユニャンよりもっと強い妖怪はいるんですけど、メインキャラとしての可愛さとかいろいろ考えたら、やはりフユニャンしかいない!
実際の歴史では、三国志の時代で最も天下統一に近かった人物であり、戦略の天才という側面を持ちつつ、酒の席では笑いすぎて帽子が食べ物の中につっこんだくらいのくだけた感じをあわせ持つ人物です。
身分がすべてであった当時の時代に、身分とはまったく関係なく能力だけで人を評価したため、曹操のもとにはキラ星のごとく優秀な人間ばかりが集まりました。
欠点らしい欠点のない曹操ですが、それでも欠点を挙げるなら、見た目がよくなかったということくらいでしょうか。本人も相当なコンプレックスだったようです。
初期曹操の最大のライバルは、親子三代が全員総理大臣という名門のおぼっちゃま・袁紹(えんしょう)ですが、この袁紹は名門でありながら容姿もイケメンというチート級の男。
世間では、「能力では曹操だが、名門さとイケメンさで袁紹が勝つのでは」と言われていたくらいです。1800年前の三国時代からそんなことを言われていたとは…。
しかし曹操は、名門袁紹100万の軍勢を、たった10万で真っ向から受け止め、逆に滅ぼしてしまうという信じられないような活躍を見せます。
曹操は天才でありながら、部下の話もよく聞いて取り入れる人物でした。
袁紹100万との戦いでは、「あーーーもうまじで不安になってきたぁぁぁ!! 勝てるのかなこれぇぇぇ!?」と素直に部下に相談し、部下から『今こそ! 曹操タンが勝てる10の理由と、袁紹が負ける10の理由』というブログタイトルみたいな手紙をもらっていたことも有名です。
対して袁紹は、部下から「曹操はめっちゃ強いから、正面切って戦うのはやめたほうがいいですよ」と忠告されたところ、「オレが負けるわけねーだろ!?」と部下を牢獄に入れた性格悪い系の男。
更に曹操との戦いはボロ負けし、牢獄にいる部下に対して、「てめーーオレのこと負けたって心の中で笑ってるだろ!!」と死刑にしたというエピソードもあります。
曹操は歴史の覇者となり、袁紹は歴史の闇へと消えていきましたが、起こるべくして起こった結末といえますね。
フユニャンとまったく関係ない話になってきました。
とにかくフユニャン曹操は、曹操の有能さと凛々しさを兼ね備えたベストマッチな配役だと思います。超可愛いです!
USAピョン仲達(ちゅうたつ)
奥さんといっしょに『妖怪ウォッチぷにぷに三国志イベント』をやっているんですが、奥さんが「この名前なに?なかだち?」みたいなことを言っていました。
まさか…三国志最後の覇者である司馬懿(しばい)仲達がそんな扱いを受けるとは…。
それにしてもこのUSAピョン仲達は似合いすぎていてやばいくらいです。
妖怪ウォッチのUSAピョンは、キレると超怖いベイダーモードに変化するなど、一癖も二癖もある厄介なキャラクター。
三国志を知る方なら、司馬懿が同じく厄介なキャラクターであることがわかると思いますが、彼は三国志のみっつの国を統一し、『普』を作った男なんですよね。
最後の勝者と言っていいのかわかりませんが、親子3代で50年かけて行ったクーデターと国家の統合は見事に成功し、三国志の時代を終わらせました。
しかし、曹操が英雄の花形として華々しく表舞台でよく扱われるのに対して、司馬懿にはあまりにも影のイメージが強いですね。
それは、曹操が戦って国を作っていったのに対して、司馬懿は処世術や策略で国を奪い取っていったからです。
司馬懿は内心がどれだけ激情していても、表面上はおだやかに過ごすことが非常に上手かったらしく、それでいて三国志を代表する天才なのですから、まさしく本心の読めない油断ならない男。
最終的に歴史の覇者になったのは司馬懿ですが、三国志の中でも彼が玄人好みされて初心者に敬遠されるのは、こんなやつの物語から読みたくなるわけねーだろという真理に基づきます。
やっぱりみんな分かりやすく、劉備たちから三国志に入っていきますから!
またUSAピョンがまったく関係なくなってきましたが、メイン妖怪の中でも一癖あるUSAピョン、仲達役にぴったりで、仲達より全然可愛い! これでいいじゃん!
コマさん孫策(そんさく)、コマじろう孫権(そんけん)
はいはい、きましたよーーーー世界で一番可愛いキャラクターが!!
最初見た時、「コマさんは孫策じゃないだろ!」と思ったんですが、弟のコマじろうが孫権役をやると知って、「まさにこれ!!」と考え方が変わりました。
三国志で一番有名な兄弟キャラクターは孫策と孫権。妖怪ウォッチの超人気キャラ、コマさん兄弟がこの重要ポジションにきてくれて嬉しいです!
ぼくは妖怪ウォッチでコマさんが一番好きなので、もうこれで他はどうでもいいというくらい満足なのですが、兄弟キャラという共通点以外にも、弟のほうがしっかりしているというのも似てるかな?
三国志での孫策は、すかっとして爽やかなイケメン好青年であり、武勇にあふれた男ですが、曹操の部下である天才の郭嘉(かくか)から「勇敢なだけで必ず早死する男」と予言され、事実そのようになりました。
しかし、孫策がたった26年の生涯で残した地盤は大きく、それをもとに弟の孫権が国を作り、ついには三国のひとつとなるほど成長していったのです。
コマさん兄弟のアニメシリーズでは、田舎から出てきて常に都会に翻弄されるコマさんと、いつの間にか東京人と遜色ないほど慣れきっているコマじろうのかけあいが繰り広げられます。
最終的に、コマさんが都会のエスカレーターに乗るのも苦労しているところに、コマじろうは携帯を使って東京弁で友達とやりとりするレベルに到達。
三国志の兄弟でもあった、弟の国作りを彷彿とさせるところがありますね。
っていうかもう三国志の話なんてどうでもよくない?
そんなおっさんの話もうみんなどうでもいいでしょ?
コマさんでしょ!!
妖怪三国志にはコマさんメダルがついてくる!! やったーーーー!!
■まじでもうこれだけでいい。
その他、ぴったり武将たち
- メラメライオン・張飛(ちょうひ)… 暴れ者の張飛にピッタリ! 面白みがないのでなんにも語りたいところがない!(笑)
- ブリー隊長・関羽(かんう)… これまたぴったり。長いヒゲ生えてそう妖怪ナンバーワン。
- ロボニャン・趙雲(ちょううん)… 完璧にぴったり。趙雲は忠実なるボディーガード。ベストマッチ。
- 天狗・馬謖(ばしょく)… 『口だけの人間』と劉備に言われた馬謖は天狗に。1800年たっても戦略のミスをつつかれ、挙句の果てに天狗扱いとは!そろそろ許されてもいいんじゃない…
- やめたい師・曹植(そうしょく)… 曹操の息子でありながら心優しく、文学青年だった曹植。まさに跡継ぎ争いもやめたい状態だったでしょうね。ぴったりすぎる。
- 認MEN・袁(えん)兄弟… プライドの高そうな袁兄弟、破滅を認めなさそう。
- グレるりん・魏延(ぎえん)… 劉備には愛されていたが、諸葛亮と軍事に対する方針が違い、のけものにされていた魏延。そりゃグレますわ…
メインキャラではないけど、ぴったりすぎて笑ったのは、
- しどろもどろ陶謙(とうけん)
これは名前がおもしろすぎる。陶謙は、確かに激動の歴史の中に消えていった君主の1人ですけど、しどろもどろ陶謙ってこれ本人のアダ名じゃないんですか?
このためだけにゲームを作ってもいいほど完成された配役。
今度三国志のゲームやる時、絶対思い出してしまう名前です。
妖怪武将解説! なんじゃこれ編
400体の妖怪武将の中には、「おいおい、これは…」と思わせる武将も登場します!そんなとんでも武将についても紹介します!
りもこんかくし張燕(ちょうえん)
いろいろあるんだろうけど、これはひどい配役。
張燕って、リモコン隠すだけの役でいいの?
むしろリモコン隠しなら胡車児でいいんじゃないの?
※胡車児… 曹操の部下の豪傑・典韋の武器を隠した武将。見せ場そこのみ。
ちなみに張燕というのは、100万人の山賊・罪人団である黒山賊のボスです。
盗賊団としてあちこちを暴れ回りましたが、とてつもない力を誇っており、国家も彼らをおさえることができなかったんですね。
しかし盗賊団など、いずれは破滅していくものと相場が決まっています。
張燕はそれを読んで、さんざん暴れまわった後あえて国家に服従し、役人として権力を得ることに成功します。重要なポストと支配権を与えられ、最終的に曹操の部下になりますが、盗賊上がりであってもかなり目端の効く男だったようです。
それが現代ではリモコン隠しか…。
まぁ盗賊ですけど、100万人の盗賊のスケールが小さくなりすぎてない? ダメージ全然ないじゃん!!
青くちびる樊氏(はんし)
これはただの悪口ですよね?
寒中水泳してる友達みたいなアダ名やめてもらえません?
樊氏というのは、三国志に登場する未亡人であり、中国一の美女とも言われていた女性です。
劉備たちに降伏した趙範という君主が、趙雲に「ええ娘いまっせーー!!」と勧めるものの、劉備の忠実なボディーガードである趙雲は、「世に女性は多い」とまったく取り合わなかったエピソードがあります。
この趙範という男自体が、追いつめられて降伏しただけなのでいつまた裏切るとも限りません。どれだけ美女でも、信用ならない男の紹介で偽りの愛をかわしてもしかたがないという趙雲。
これはボディーガードとして賞賛されるべき態度であり、この後趙範は曹操のもとへと走りましたが、趙雲が真面目なのでまったくなんの被害も受けずに済んでいます。
三国志の時代でも、色香にまどわされて死にかけたり失敗した武将も多いわけです。
かの曹操も、敵国を倒した後、その国の要人の女性があまりにも美しかったものですから、「愛人にしよ~!」とお調子に乗った結果、「てめーーなにしてんだよ!」と敵の反逆にあい死にかけた事実があります。
長いヒゲで男らしそうに見える関羽も、曹操の客将だった時の呂布(りょふ)包囲戦で、「呂布の部下の奥さん・杜氏(とし)がめっちゃ美人なんで、俺のもんにしちゃってもいいですかい?」と曹操におうかがいを立てています。
曹操は曹操で、「別にいいけど…」と許可を出した後、杜氏がめっちゃ美人だと知り、「やっぱり俺の愛人で!!」と手のひら返しをする始末。
ばかばっかりです。
そんな中、美女の誘惑をものともせず、ボディーガードとしての本職を全うした趙雲はほめられるべき人間だと言えるでしょう。
樊氏が後世で青くちびるになっているとは趙雲も思いもよらなかったと思いますが…。
ちなみに当時の女性は誰も『◯氏』と呼ばれていますが、これは『◯◯さんとこの奥さん』というような意味合いがあります。1800年前の中国は男尊女卑が強く、女性が歴史書に名前で残ることがなかったんですね。怖い時代だな~と思います。
じんめん犬魯粛(ろしゅく)
三国志で聡明さと苛烈さを兼ね備えた魯粛と、
妖怪ウォッチで下品さとおっさんさを兼ね備えたじんめん犬が手を組んだ!!
これは手を組んだらだめなやつ!!
またダメダメ魯粛のイメージが先行してしまった!!
ぼくが三国志の漫画で一番好きなのは『横山光輝三国志』ですが、この漫画の三国志は3割くらいが創作で出来ています。
その創作が物語に彩りを加え、一層魅力的なものにしているわけですが、そんな中で、歴史では賢いのに創作ではおばかにさせられている武将が何人もいるわけです。
その筆頭に上がってくるのが魯粛。
諸葛亮のイケメンっぷりを更に前面にアピールするために、ことさらにおばかに書かれる魯粛は、関羽と周瑜の間であたふたするだけの完璧な役立たず、しどろもどろ魯粛といってもいいくらい愚かに描かれています。
しかし魯粛といえば、三国志の天才である周瑜が死んだ後にそのかわりを務めたほどの人物。そんな愚か者に周瑜のかわりができるでしょうか?
実際の魯粛は、裕福な家に生まれた金持ちでしたが、家の仕事は継ごうとせず、有り余るお金を困った人に分け与えたり、孫策(コマさん)が現れると倉をまるまる1個あげてしまったりと変わった行動が目立つ男でした。
その後、コマさん孫策(コマさん)と行動をともにし、いち早く天下統一の構想について練り始めるという、誰よりも先見の明あふれる男でもあったのです。
コマさん(孫策)や周瑜が亡くなった後も呉を支え、関羽と論争しても一歩も引かずに論破したほど弁が立つ人間です。
彼の活躍には、コマさんも認めるところがあるのではと思わされます。
そんなにコマさんと仲の良い彼が、このような愚か者と表現されることがあるでしょうか?
まぁ、コマさんが可愛かったら、あとはもういいけど…。
ドウカク銅雀台(どうじゃくだい)
銅雀台。
名前に『台』がつくこの人物って誰? とみなさん思わされますよね。
この銅雀台という人物について紹介しましょう。
銅雀台は、同じく『金虎台』・『氷井台』と並んで『三台』と言われる、曹操が作った宮殿です。
これ人物ちゃうやん!!
せめてなにかの人物にして!!
その他、なんじゃこりゃ武将
泣きそう。
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世界で一番おもしろいゲーム発売されてしまった!!