黙っているのにうるさいお店とは
大阪は日本で一番さわがしい街として知られていますが、そんな大阪の中でも、特に最大級にうるさいお店を発見しました!
なんとそのお店の騒がしさときたら、誰も一言もしゃべっていないのにもううるさいという考えられない騒がしさぶり。
黙っていてもうるさいお店とは一体どうなっているのでしょうか?
突撃レポートしてみました!
100円ショップシルク・天神橋筋商店街店
日本で一番長く面白い商店街、天神橋筋商店街。
この天神橋筋商店街の中にある100円ショップシルクこそが、黙っていても日本で一番うるさいお店だと言われています。
ただの100円ショップなのに、日本で一番さわがしいとは…?
それも黙っていてもうるさいとは??
天神梅筋商店街を歩いていたぼくの前に、シルクの看板が飛び込んできました。
なんかめちゃくちゃうるさそ~~~
貼り紙はりすぎ!!
商品より貼り紙のほうが数多いんじゃないの!?
入店する前の注意書き。
あなたがもし節約できないのであれば、うちで買い物するだけで自動的に節約になるという豪語っぷり。
特にお菓子には絶対の自信があり、売れ続けるお菓子しか取り扱っていないとのこと。
もはや売れすぎて限界点に到達しつつあるとの貼り紙。
そんなにお菓子が売れすぎてるの!?
そんな店この世にある!?
いったい何のお菓子がそんなに売れてるの!?
売れすぎて限界点に到達しつつあるお菓子、『ドンタコス』108円。
これ全然ふつうのやつじゃない?
近所のスーパーに87円で売ってたで!!
売れすぎて、もはや手配することすら困難になってきているお菓子、LOOK玉露味。
これもう生産してないから手配できないんちゃいます!?
お菓子が安い秘密は、『儲けようとしていないから』だとものすごく長く書きつづられています。
でもちょっと待って、ドンタコス定価やったで!?
めっちゃ儲かってるんちゃいます!?
売れすぎたあまりに、周辺の住民全員が持っているという雑巾シート。
1ヶ月6,000個ペースで売れると言い、1日通算200個は売れているという計算。
誰も見向きもしてないように見えるけど売れてますの!?
『店内12万個!! あなたはそのうちの何個買う!?』
という貼り紙のとなりに、
『売れすぎているからあまり買うな』という貼り紙が!!
自らの話にケチをつけいくスタイル! いったいどういう状況なの!?
店の中、信じられないほど貼り紙がうるさい!!
『お香は、気分も気持ちもリラックス』と書いてあります。
気分がリラックスした時点で、気持ちも相当にリラックスできているはずですが、いったいこのふたつにどんな違いがあるのか…
スプーン・ホークと、貼り紙を貼り過ぎてだんだん日本語が怪しくなってきています。
スポイドという謎のアイテムが登場するも、となりには寂しくたたずむスポイトの姿が…
しゃべらんといて!!!
もうしゃべらんといて!!
サーポーター色々ありますって、そんなもん色々ないで!!
ろくに商品をサーポートもできへんのやったらしゃべらんといて!!
2階に上がるとフロアマップが文字で書かれていますが、ややこしすぎてまったくわかる気がしません。
2階の奥には、『地震が来たら素早く行動』、2階にいる場合ではないというようなことが書かれています。
2階に登ってきたものに危機感を与える謎の貼り紙です。
危機感から階段を降りようとすると、
『おじいちゃんおばあちゃんが登り降りしている時には優しい気持ちで見守ること』という貼り紙が貼られています。
これもう全然商品関係ないんちゃいます!?
ひとつひとつの行動に貼り紙せんでもいいんちゃいます!?
なんか…
100円ショップだったのに… めちゃくちゃ疲れた…
こんなに黙っていてもうるさいお店があったとは…
間違いなくシルクが日本でナンバーワン!!
まさに大阪、まさにおせっかい!!
手軽に大阪ソウルを味わいたい時、天神橋筋商店街のシルクをおすすめします!