Blu-ray Discが主役になる時代がきましたね。
若い頃、CD-Rの『半永久保存』という言葉につられて、「これが次世代のデータ保存だ～」とばかりにめっちゃたくさんお小遣いを使いました。
しかしその後、CD-Rは１０年程度しか保存がきかないと知り、新たに登場したDVD-Rに移行、「これこそ最後のデータ保存だ！」と思っていたら、扱われるデータはどんどん大きくなり、ついにはBlu-ray Discが登場…。
最初からそうしてくれる？
ぼくはもう疑い深くなり、Blu-rayがどれだけいいと言われても、次のウルトラ・スーパー・ディスクが出るんでっしゃろ！？となかなか購入しないでいたのですが、子どものビデオデータを保存するために仕方なくBlu-ray Discを使い始めました。
しかし！ Blu-ray DiscはすべてのDiscの中で最ももろく、正しく保管しないと、あっというまにダメになってしまうことをご存知でしたか？
今回は、あまり知られていないBlu-ray Discの正しい保管方法について記事にしました。
不織布ケースで保管するとだめになる
よくCDやDVDの保管に使う不織布（ふしょくふ）ケース。
ふさふさの布でできていますが、実はBlu-ray Discの表面は非常に弱く、不織布ケースで数年保管すると、ふさふさ部分のでこぼこがBlu-ray Discにうつってしまい、使用不可能になるのです。
最初から強く作ってくれる？
そう言いたくなる気持ちもわかりますが、メーカーがこぞって研究開発しているものの、現時点では完全な解決方法が出ていません。
実際に何百枚もダメになった方もおられるので、Blu-ray Discはとにかく専用のケースに入れて保管しましょう。大事なデータが数年後にはなくなってしまいます。
Blu-ray Disc用フィルムケース
不織布のようにふさふさのもので保管せず、フィルムケースで保管するのが、Blu-ray Discにとってもっともいい方法です。
不織布に比べて高いのが難点ですが、今はこれを使うことがベストだと言えます。
また、プラスチックのBlu-ray Discケースなどで保管できる場所があるなら、それが一番いい方法です。
異常に場所をとるため、ぼくはやめてしまいましたが…。
ちなみにCDやDVDであっても、不織布でなく、フィルムケースやプラスチックケースで保管することが一番いい方法です。
メーカーによると、盤面に影響がなくても、『反り』などが発生して駄目になることもあるといわれています。
フィルムケースかプラスチックケースで保管し、ディスクに名前を書く場合は、ボールペンなどではなく傷つけないフェルトペン（マジック）で書き、高温や湿気を避け、涼しい場所で保管する！
だんだんディスクがワインのような扱いになってきましたね。
こうして保管することで、大切なデータがずっと先まで持ちますから、未来にデータを見る時のためにも、慎重に保管しておきましょう。
ちなみに現在、ソニーとパナソニックが共同で、Archival Disc（アーカイバル・ディスク）というものを開発しており、そのデータ容量はBlu-rayの12倍である300GB、最終的には40倍の1TBを目指しているそうです。
最初からそうしてくれる！？