ホーキング博士「地球が危ない!早く出ろ!」どこに行くの?地球がどう危ないの?徹底検証

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イギリスの天才理論物理学者、ホーキング博士。

彼は以前から、「地球に危機が訪れている」と演説していましたが、ついに2016年9月、「宇宙に出なくては人類の未来はない」と言い出すようになりました。ニュース出典

しかし、そもそも地球を出ると言ってもどこに行けばいいの?

「この店出ようぜ」とファミレス感覚で地球を旅立てたらいいのですが、現在、地球の近くに住めるような星はほとんどありません。

カタツムリが「その貝やばいよ!」と言われたところで、どうしろと言うのでょうか?

そして地球に訪れている、人類絶滅の危機とは?

今回は天才理論物理学者・ホーキング博士の危機論を徹底検証します。

確かに地球は危機的である

ホーキング博士が言う地球の危機とは、『核戦争』と『遺伝子操作されたウイルス攻撃』だと語られています。

北朝鮮が核開発をしていますが、北朝鮮の核保有数などたかが知れており、せいぜい10発程度あればいいほうというところ。

これに対し、2016年現在で、アメリカとロシアは7,000発ほどの核を持っていますから、アメリカが「北朝鮮は危ない!」と言うたびに「おめーも危ねーよ!!」と突っ込まれる状態です。

ちなみに2016年時点での核保有国9カ国の保有数は以下のとおりです。参考文献

  1. ロシア 約7,300発
  2. アメリカ 約6,970発
  3. フランス 約300発
  4. 中国 約260発
  5. イギリス 約215発
  6. パキスタン 約110〜130発
  7. インド 約100発〜120発
  8. イスラエル 約80発
  9. 北朝鮮 ? おそらく10発程度と推定されている

みんなめっっっちゃ核持ってますね。全部足せば15,000発強にものぼり、確かにこの状態で戦争が起きれば、どの国もただでは済みません。

一瞬にして人類が滅亡することは避けられないことでしょう。

ただ、もちろん互いに核を持っているからこそ、「戦争したら自分もやばい」という核の抑止力が働いていることも間違いありませんが…。

次に、『遺伝子操作されたウイルス攻撃』というのも深刻な問題です。

ウイルスは遺伝子操作で治療方法がなくなる

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これはかねてからずっと危険視されているのですが、人類が遺伝子操作の技術を覚えて以来、最も危険だとされているのがウイルスの遺伝子操作だと言えます。

ただでさえ厄介なウイルスですが、遺伝子操作されると弱点がなくなるので大変危険です。

もしもエボラウイルスのウイルスをインフルエンザ並の空気感染力を持つよう遺伝子操作した場合、人類は1週間ほどで絶滅の危機に瀕すると言われているくらいです。

  • エボラウイルス… 地球上で最も凶悪なレベル4ウイルスのひとつで、致死率50~80%以上。治療方法はなく、空気感染しないという理由だけで人類は滅亡せず済んでいます

現実的にウイルス兵器となりそうなのは『天然痘』。

これは過去に大流行した悪魔のウイルスで、1796年にワクチンが開発され、1980年には地球上から滅亡させたと言われていますが、滅亡させたウイルスの免疫なんて、もう誰も持っていないのです。

今になって大流行させられた場合、世界的に莫大な犠牲者が出るだろうと言われています。

今後の戦争においてウイルス兵器が使われれば、たった一発のウイルス兵器が世界を震わせることになるのは間違いありません。

じゃあどこに逃げたらいいの?

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確かにホーキング博士が言うお話は、当たり前のように地球の危機ではあります。

どちらも戦争が引き金になって起こることは間違いなく、次の第三次世界大戦が勃発すれば、人類は種族の歴史に幕を閉じることになるでしょう。

でも、そう言われても、どこに逃げたらいいの?

逃げるとこないじゃん!

人をヤドカリみたいにかんたんに言うなよ?

隣の県に逃げるだけでも、すべての仕事を失ってしまうんだから…

人類の行き先は、実際には地球以外にありえないと言ってもいい状況です。

しかしそれでも、強引に移住できる場所を探すとしたら、火星ということになります。

火星移住計画は進んでいるが…

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火星移住の可能性に関しては、以前にも記事を書きましたのでぜひご参照ください。

あれから更に火星移住計画が各国で進み、ロケット打ち上げを行っているアメリカのSpaceX社は、100年かけた移住計画を発表しました。

創業者であるイーロン・マスクは、火星移住にあたり、「死ぬ確率は高いけど、これはしかたない」「すごく楽しい最高の思い出になるよ」と語っていますが、これほど『楽しい』でごまかされない話も珍しいです。

火星に人が住めるよう改造する計画をずっと人類は持ち続けていたのですが、まだなにひとつ改造できていないどころか、人類が到達したことすらない惑星です。

片道だけで80日かかる火星に、行ったこともない人類が到達した時、果たしてそこで無事に生き残れるでしょうか。

せっかく地球から逃げたと言うのに、ますます状況が悪くなる可能性もあるのが火星なのです。

被爆とウイルスのダブルパンチをくらう

そもそも、ホーキング博士の話では「核戦争とウイルスがやばいから地球を出るぞ」ということでしたが、宇宙空間では放射能から守ってくれる大気がないため、宇宙放射線を被爆するという危険性があります。

そして火星にはほんのわずかな二酸化炭素の大気しかないので、移住した後も延々と放射線を受け続けることになるでしょう。

せっかく核戦争から逃げて宇宙に来たというのに、地球にいればくらわなかった放射線をもろにくらってしまうのです。

宇宙飛行士が長く宇宙にいられない理由は、被爆から逃れることができないからだということを忘れてはなりません。

また、火星には水がある可能性があり、そうなると原始的な生命がいる可能性も無視できないでしょう。

これがとてつもなく危険なことなのです。

もしも火星にウイルスがいた場合、人類はそれに対する抵抗力をまったく持っていないので、「火星ではただの風邪だよ」というようなレベルのウイルスにも全滅させられる危険性があります。

まったく未知のウイルスは種族にとって本当に危険であり、絶対に触れてはならないのです。

ホーキング博士の言う通り、地球の核とウイルスから逃げてきたところ、放射線・ウイルスのダブルパンチを食らわされる危険性が残り続けています。

大阪人なら、「つまんないこと言ってないで、早くご飯食べなさい!」と言われてしまうでしょう。

人類の本当の逃げ場所はどこにあるのか

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ホーキング博士の言う危険は夢物語というわけではなく、人類の科学が進歩した結果、それが絶滅リスクを常にはらんでいることは間違いありません。

正直言って、第三次世界大戦など、ホーキング博士の言う危機が訪れた場合、人間が地球上で逃げることは難しく、確かに宇宙に行くことも避難先のひとつです。

しかし実際に火星に避難し生活できるようになるには、まだ長い年月を必要とします。

そしてそもそも、火星に避難したとしても、また火星で戦争が起こったらどうするのかという問題もあります。

つまり、人類が逃げるための場所は、人間が人間である限りこの世に存在せず、人は人の愚かな争いに向き合うことでしか解決方法はないのです。

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