この漫画が美味い!!料理好きが選ぶ、おすすめおもしろグルメ漫画12選!+1

グルメ漫画ブーム!

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日本はいまや、空前のグルメ漫画ブーム。

毎日ごはんを食べているのに、漫画の中でもごはんを食べるのは日本だけらしいですが、そんなこと言われてもやめられない!!だってグルメ漫画美味しそうだし!!

今回は、趣味でも仕事でも料理をしている料理大好きの管理人が、おすすめグルメ漫画を紹介いたします!

きのうなにたべた?

きのう何食べた?(1) (モーニングコミックス)

ゲイカップルと料理にまつわるほのぼの漫画です。

なんでいきなりゲイの漫画と思われるかもしれませんが、この作者さんは料理が上手い!!

作者本人が相当に料理を愛していないと、絶対に描けないと思われる細やかさがあります。

物語としても本当におもしろいのでおすすめです。

主人公の筧さんは、弁護士で頭脳明晰のイケメンでありながら、家でこつこつと恋人のために料理をし、健康バランスにまで配慮、見ているだけで幸せになる理想の料理人。

さわやかな作風なので、男性が見ても女性が見てもおもしろい傑作です。

忘却のサチコ

忘却のサチコ(1) (ビッグコミックス)

この人ぜんぜん料理してへん!!

ただお店に食べに行ってるだけや!!

本来、そういう漫画は読んでいてもあまり感動しないのですが、この忘却のサチコは違います。

美味しそうに食べはるなこの人…

なんか料理を作ってあげたくなってしまう…

漫画としても、主人公のサチコさんは可愛らしくて天然真面目、嫌味がないので、読んでいるといつのまにか好きになっています。実におもしろい漫画です。

ダンジョン飯

ダンジョン飯 1巻 (ビームコミックス)

RPGの世界で、スライムとか料理して食べてる!!

それは思いつかなかった…まったく新しい料理漫画です。

作者独自の視点で、「ここが食べられるのでは?」という部分について書かれており、『さまよう鎧』は、鎧同士をつないでいる貝柱のような部分が食べられる、という発想には脱帽しました。

ひとつだけ残念なのは、やっぱりどれだけ読んでも味の想像がまったくつかないこと。1人ぐらい現代から料理人がタイムスリップしていれば、具体的に説明してくれそうな気がしますけどね。現代の食材にたとえると、どんな味なのか知りたいな~。

信長のシェフ

信長のシェフ 1巻

ドラマ化もされた人気作。

現代の料理人が、戦国時代にタイムスリップする話です。

タイムスリップした主人公は、自分が何者なのかすべての記憶を失っているものの、料理のことだけは完璧にうんちく含めて憶えているため、料理を作ることで信長たちを動かしていきます。

うちの奥さんに見せたら、「やけに都合のいい記憶喪失だな」と言われましたが、漫画なんてそういうもんですから!! それでいいの!!

フランス料理のシェフさんなので、やはり料理はどれも美しくて繊細です。

しっかり考えられているので、「この時代にこの食材が手に入るのか?」という部分も、当時の代用品などをうまく使いカバーしている点、おもしろい!の一言です。

ストーリー自体も、タイムスリップものとして非常にいい出来になっています。

花のズボラ飯

花のズボラ飯

ドラマ化もされた、水沢悦子さんのデビュー作。原作は孤独のグルメの久住さん。

夫が単身赴任している妻が、ひとりでズボラ飯する様子を、女性の繊細なタッチで描いています。

え!? なにいってるの!?

水沢悦子さんの絵が、ギャグ漫画家・うさくん(男性)の絵に似てるって!?

マコちゃん絵日記 1 (1) (FLOW COMICS)

Amazonで水沢悦子を検索しただけで、うさくんが同時に出てくるって!?

なにいってるんですか!? 他人のそら似です!!

失礼なことを!! ズボラ飯は、女性が描いた女性のためのズボラ飯漫画なんですよ! ぼくの好きなギャグ漫画家・うさくんが携わっているわけないでしょう!?

さてズボラ飯ですが、タイトル通りかなりズボラな展開が繰り広げられます。

料理のチョイスもズボラなものが多く、女性的なテーマがほとんどなく、たまに出てきてもハーゲンダッツとか、そんなあたりはスボラ飯といっても女性らしくなくて寂しいですね。

なんか、あたかも作者コンビがどちらも男性みたいなそんな錯覚に陥ります。

おかしいな…水沢悦子さんがうさくんのはずはないが…

料理についてはかんたん・ズボラに実践できるレシピが多いのが強みです。

ズボラな男の料理漫画は昔からあったわけですが、今の流行に合わず、若い世代にはあまり読まれていません。

花のズボラ飯は今の時代に合う可愛い絵柄で、新しい『ズボラな男の料理』の新ジャンルといっても過言ではないでしょう。ですから男性も安心して読めます。

女性作家なのに男性の心もつかんでいるとは…。あたかもうさくんのようだ…。

最後にうさくんのこと紹介しとこ!この短編集は傑作です!

食戟のソーマ

食戟のソーマ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

少年ジャンプの看板となりつつある、大人気料理漫画。

食戟のソーマの料理漫画としての素晴らしさは、やはり絵の上手さです。

めちゃくちゃに絵が上手いため、えーーーーっこれ美味しそう!!と、あたかも目の前にお皿が出された時のような感覚になります。巻を追うごとに上手くなり、最新刊ではもうめちゃくちゃ美味しそう。

白黒でも、焦げ目の色合いまではっきり見えてくるような上手さは流石の一言です。

本当に食べたらカリカリいいそうと感じるような絵、これは絶対肉汁がたくさん出ると思わせるような絵、料理漫画としての表現は最高レベルだと思います。

料理のアイデアはすべて料理研究家の森崎さんなので、「森崎さんっぽいな」と感じるレシピが多いのですが、作中での美味しそうな雰囲気に、作ってみたいなぁと思わせます。

最近は完全にジャンプらしく、バトル漫画に近くなっており、料理で相手を倒す!!という感覚になっていますが、この料理の天才的な表現は、どんな料理漫画になったとしても必ず買うクオリティです。

美味しんぼ

美味しんぼ(8) (ビッグコミックス)美味しんぼ 111 (ビッグコミックス)

日本で一番長く続いている料理漫画です。

なんか初期と今とで全然顔ちがくない?

いろいろと美味しんぼには賛否両論あるのですが、料理のことを全体的に広く把握するには、とてもいい知識がたくさん詰まっていたりします。

たとえば、いいわさびは擦りたてで頂き、しょうゆに溶かしてはならないとかは、やはりわさびマナーの鉄板ですね。香りが飛んでしまうんですね。

そんな料理をする上での定石が学べておもしろいのですが、ちょっとやりすぎじゃないかと思うような部分も多々あります。

上の表紙のおじいさん、海原雄山は、たぶんこの世で最も料理にうるさい男なのですが、そのうるささはほとんどイチャモンつけるヤクザのような嫌らしさ。

奥さんのこともさんざん責め立てて死なせてしまったという過去を持ち、お茶を入れるにも和紙に茶っ葉を載せて火であぶるところから始めないと納得しないという異常っぷり。

あなた、お茶飲むだけで、火で茶っ葉あぶるの!?

伊藤園 おーいお茶 緑茶 525ml×24本

こんなお茶見たら気絶するんじゃないの!?

そんなイチャモン男に真っ向から反発する主人公の山岡さん。

ほんと奥さんの料理にねちねち文句言う男は嫌われるよね…山岡さんはそんな人じゃないよね!

しかしこの山岡さんも栗田さんと結婚したら、栗田さんの料理にねちねちと文句を言い、やれ味噌汁に入れる具の数が多すぎる、魚の干物に頭がなくて死体っぽい、あげくの果てに豆腐の切り方が1センチ程度大きいとケチを付ける始末。

うるせーーーーー!!!

君ら父子で、豆腐をきれいに切りながら茶っ葉をあぶって楽しんでなさい!!

でもほんとに初期の美味しんぼは面白いです。

今見ると初期の頃はだいぶ古いんですが、のんびり楽しむ料理漫画としては最高ですね。

ゴールデンカムイ

ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

料理漫画といっても、料理抜きでめちゃくちゃおもしろい傑作です。

絵もうまいしストーリーもおもしろいし、料理も美味しそう!こんなにすごい傑作があるもんなんですね~。

北海道の話なので、アイヌ民族の料理がメインなのですが、これがまた読んでいておもしろい!

アイヌ民族の料理ってまったく見当もつかないんですけど、読んでいると味噌も醤油もない文化であることが分かります。

けれども、干しきのこなどを使っているのを見ると、出汁のとり方を熟知してるんですね。きのこ、魚、山菜、根菜でうまく出汁をとって、自然の恵みで旨味を出しているようです。美味しそう~、寒い北海道でも体あったまりそう。

表現力がとにかく上手くて、漫画としても素晴らしい傑作です。最近のヤングジャンプはめちゃくちゃおもしろいですね。

宅飲み残念乙女ズ

宅飲み残念乙女ズ (1) (まんがタイムコミックス)

まんがタイムファミリーの4コマ漫画で、3人の残念乙女たちが宅飲みで女子トークに花を咲かせながら、手作りのおいしい料理をつまむというお話です。

これがまた超面白い!!コナリ先生の視点や切り口が実にいいところをついていて、読んでいて楽しめるし、アラサーにとっては「あーーわかるわかる」の連発、傑作ギャグ4コマです。

料理レシピは1コマで紹介されることが多いのですが、どれも「あーーーいいなーー、簡単だけどなんか女子っぽい!」と思わされる勘所をしっかりつかんだレシピです。

それでいて美味しいんですよ…読んでて我慢ならなくなって、ぼくは実際に作りましたからね。

ぼくが女性におすすめする一番の料理漫画はこれ!

楽しんで笑えて、しかも美味しいレシピも載ってる!4コマなので短い時間にもさくっと読める!とてもおすすめです。

ちなみに同じまんがタイムファミリーには、ぼくの昔からの友人のむらさき*先生の『ゆーたいプレイ』も載っておりまして、今月号で完結したのですが、こちらもぜひ…!

山賊ダイアリー

山賊ダイアリー(1) (イブニングKC)

現実に猟師をされている、岡本さんの実録漫画です。

正直言って、食材を『狩る』ことにはまったく縁がないのですが、こうして動物を狩って、食べるところまで描かれているのはすごく斬新です…。

自分では狩りをしてさばける気がしないので(かわいそうで…)、料理なのに別世界のことのように感じてしまいますね。

作者の岡本さんは若い方なので、友達と一緒に楽しそうに猟師をされているところは見ていて和みます。

現代の猟師の料理にはさまざまな今風の事情があることを感じられ、とてもおもしろい漫画です。

築地魚河岸三代目

築地魚河岸三代目(1) (ビッグコミックス)

心優しいサラリーマンだった主人公が、築地で魚河岸三代目を継ぐというお話です。

築地のシステムについて、分からないところをひとつひとつ学んでいくのですが、築地のことなんて読者にもまったくわからないので、新しい体験が本当に面白い。

最近は魚離れが進んでいるらしいですが、魚は調理によってびっくりするくらい美味しく食べられる食材ですから、こういう漫画はもっと流行って欲しいですね。

まぁ若者の魚離れといっても、絶対みんなアラサー過ぎたら魚食べたくなりますけどね。

ぼくももう魚が美味しくて美味しくて…じじいになると、体が魚を求めますから!

まぐろ土佐船

まぐろ土佐船(1) (ビッグコミックス)

表紙を見て、これなにと思われたかもしれませんが、まぐろ漁船に乗り込んだコック長のノンフィクションです。

これはめちゃくちゃおもしろかった…!!

原作は、まぐろ漁船のコック長が書いた小説ですから、正に迫真、まぐろ漁船の中で料理をすることの大変さが分かります。

立っていられないほど揺れる船の中での調理の難しさ。長期の漁で食材がなくなり、出すものがなく、荒くれ者たちの不満を一身に背負うコック。

どうしてもコックは漁師の中で一番下に見られることが多く、荒くれ者たちに怒鳴り散らされたり、不満のはけ口にされてしまうことも多いようです。

それでも、料理で彼らを癒やそうとするなら…。

ひたすら過酷な環境で料理に向き合う傑作漫画です。

なんて素晴らしい漫画なんだ…!!

映画にもなったので本当にお勧めです。コックとてやはり命がけです!!

番外編・範馬刃牙

範馬刃牙 37 (少年チャンピオン・コミックス)

最後にどうしてもこれ紹介したいんですけどいいですか?

ぜんぜんこれ料理とはまったく関係ない、男同士が変な顔で殴りあう漫画なんですけど、表紙がもう変な顔なんですけど、食事シーンがほんとに美味しそうなんですよ…。

ほとんど生に近い肉を『モニュ…モニュ…』と食べるだけの、料理もなにもない感じなんですけど、もうほんとに美味しそうなんです。

思わず、あーーー肉食べたいと思わせる魅力があります。

正直言って料理漫画にこれ入れたらダメだろと思うんですけど、どの料理漫画よりも美味しそうに食べるんですよ!!

なんで殴りあう漫画なのにそんなところが優れてるの!?でも美味しそう!!怖いもの見たさで見て下さい!

やっぱり料理漫画は最高です!

今後も素敵な料理漫画をこちらで紹介していきます!

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