夏は昆虫採集の季節ですが、それと同時に、昆虫との別れの季節でもあります。
うちの5歳の息子も、多くのカブトムシなどを捕まえては、何度も別れを経験しておりました…。
そのたび、息子に「死んだカブトムシ標本にして~?」と言われ続け、ついにかんたんな標本作成方法を考えました!
ぼくは虫嫌いだったのに、息子のために虫嫌いを克服したばかりか、標本の作成まで始めてしまうとは…。人生どうなるか分かりませんね。
せっかくいい方法を思いついたので、みなさまにもシェアいたします!
標本の作成方法
基本的に昆虫の標本は、以下の様な方法で作ることが出来ます。
1. 死んだ昆虫の汚れを取る。水洗いでOK!
2. 熱湯で関節をほぐす。虫は死ぬと勝手に丸くなってしまうため。丸いままの標本は見栄えが悪い!どれだけかっこよく足を広げられるかが標本の出来を左右します。これを展足といい、一番むずかしい作業です。
3. 容器に空気穴を開けて、乾燥剤や防虫剤とともに一ヶ月ほどかわかす。
4. 密閉容器にきれいに飾る。虫が入らないよう完全密閉に。ラベルなど貼って完成。
この中で、2以外はまったく手間がかかりません。
一番苦労するのは、やはり展足を上手に行えるかでしょう。
ものの本を見ますと、熱湯でふにゃふにゃになった足を固定して乾かすため、ハリネズミも逃げ出すほど針で固定しているものも多いです。
ですが、我が家にはそんなたくさんの針はない…。あっても虫に使うのは妻が嫌がるし!
そんなわけで、針がなくても簡単にできる、オリジナル展足方法を考えました!
ただ、粘土で固定するだけ!
息子が油粘土で遊んでいるのを見て、稲妻のようにひらめいたわけですが、うまく固定できない足を粘土で固定したらいいんです!
これで関節が動くこともなく、安心して乾燥タイムにまわせます。
ネットで調べても他に同じ方法を取っている方はいなかったので、これは世界的発見なのでは…。
ノーベル展足賞いけるんちゃいます!?
問題は、このようにぼくが2秒で思いついた方法で、本当にいい標本が作れるかなのですが…。
そのご報告はまた一ヶ月後にさせていただきたいと思います!
いまのところは全然いい感じです!
息子が小学生になったら、自分で簡単標本作りを始めてもらいたいものです。
追記…
更に発展し、すべての脚を簡単に固定できるようになりました!