ぼくの大好きな、ダウンタウン『ガキの使いやあらへんで!』の料理シリーズ。
仕事でも家でも料理をしている料理好きのぼくが、ダウンタウンの料理シリーズを文章にしてレシピや感想とともにまとめてみました!
今回は『男のこだわり料理編』です!
男のこだわり料理編
ダウンタウンとココリコ・山崎らガキの使いメンバーが、『簡単にできるこだわり料理』を紹介するという2014年の企画。
どう考えても料理なんてしなさそうな5人ですが、彼らが持っている『こだわり料理』とはいったいなんなのか? 見る前から期待で胸が高まった企画です。
ココリコ遠藤のこだわり料理
材料
- サッポロ一番塩ラーメン
- ごま
- 梅干
- 梅肉
レシピ
- 粉末スープをどんぶりに入れる
- 麺は4つに割って熱湯へ
- 麺のゆで時間は45秒ほど、かためにゆでる
- 少量のゆで汁をどんぶりに入れて濃いめのスープを作る
- 麺にスープをからめ、付属のごまをまぶす
- 梅干をトッピング
- さらに上からごまをまぶす
- スープに梅肉を溶かして完成
まさしく男の料理という感じの、即席ラーメンのアレンジレシピ。
ポイントは通常よりかなり少なめのお湯を使うという点。
おそらく通常の半分以下なのでは…?
こんなに水が少ないと、相当に濃い味でしょう。
松本の感想は、
そりゃこんなに水が少なかったらそうなるよ!!
でも梅肉とごまの組み合わせは、絶対に合わないわけがないというベストな組み合わせだと思います。
梅の産地紀州などでも、梅とごまを合わせた料理は定番中の定番ですね。
それでもダウンタウンのふたりにとっては、味の濃さが痛烈に響いていた様子。
松本「のど乾くねこれ…」
遠藤「ガツッといきたい時にいいじゃないですか!」
浜田「俺らぐらいの歳になったら塩分濃いで」
遠藤「50くらいになったら、ってことですか」
浜田「ああ!? なんやとコラァ!?」
松本「それは禁句やで。浜田は自分のこと9歳やと思てるから」
浜田のこだわり料理
材料
- おくら
- しょうゆ
- かつお節
レシピ
- おくらを輪切りにする
- ラップしてレンジで2分チンする
- かつお節、しょうゆをかけて完成
ダウンタウンの料理企画の中で浜ちゃんはいつも割と美味しそうなものを作っています。
浜ちゃんの大好物は『ハンバーグ』『焼きそば』『スパゲティ』と、まさに9歳といったラインナップですが、基本的に味覚の王道が好きみたいで変な食材を混ぜたりしないんですよね。
だからこそ外れが少なく、いつも美味しそうなものを作っている印象です。
それにしたって今回の『おくらかつお節あえ』は攻めてなさすぎで、松本も「これが美味しかったとしても別になにもない」と作る前から評価がゼロという厳しい展開に。
しかしこの『おくらのかつお節あえ』は美味しかったようで全員に高評価でした。
はっきり言ってこれは美味しいに決まっています。
オクラは、産毛を取ったりゆがいたりとひと手間かかる野菜ですが、レンチンは簡単な上に栄養分も逃げにくいのでとてもいいですね。
山崎邦正(月亭方正)のこだわり料理
材料
- エースコックワンタンメン
レシピ
- 鍋ふたつにお湯を沸かす
- ひとつめの鍋に麺を入れる
- 粉末スープをどんぶりに入れる
- ふたつめの鍋のお湯でスープを溶かす
- スープでどんぶりをあたためる
- 麺を湯切りしてどんぶりに入れ、完成
家にエースコックワンタンメンを常備しており、自身が作る最高に美味いエースコックワンタンメンを「特別なお客様が来た時に作ってみてください!」という山ちゃん。
どう考えても特別なお客様にエースコックワンタンメンは失礼ですよね。
大学生でも数回は蹴りを入れられることを覚悟しなければならないレベルの失礼さです。
そしてこの山ちゃんのレシピ、近年まれに見るほど最低レベルの調理方法。
ふたつもの鍋でお湯を沸かすから、何をするのかと思っていたら、
●ひとつめの鍋で麺をゆで
●ふたつめの鍋でスープを溶かす
という実に無駄な使い方。
通常の作り方だと、麺についている油がお湯の中に溶け込むため、麺はスープとは別に茹でて湯切りまでするのだと言うのですが…
その油はお湯の中に溶けていいやつなんだよ!!
焼きそばとかだと、お湯に通して油を事前に落とすこともありますが(べたつき防止のため)、ラーメンの油はスープに溶かすこと前提のやつだろ!!
テクニカルに作ろうとして本来の味覚を失ってしまったという、典型的な料理おもちゃの成れの果てだと思います。
しかも『どんぶりで粉末スープを溶かす』など、重要な部分において遠藤とかぶっているという悲惨な状態。
松本から、「普通に作った方が美味い」というこだわりがまったく意味のない評価を受けて終了しました。
ココリコ田中のこだわり料理
材料
- シャウエッセン
- こしょう
レシピ
- フライパンを中火であたためる
- シャウエッセンに包丁で切れ目を入れず、そのまま投入する
- フライパンをずっと動かし続ける
- 感覚で火が通っていると思ったら火を止める
- こしょうをかけて完成
これのどこがレシピやねんと言いたくなるようなただのウインナー焼き。
一番のポイントとして、ウインナーに切れ目を入れないことにより、肉汁を中に閉じ込めて焼くので美味しさが増すと田中は語っています。
この田中の話は当たっており、ウインナーソテーなら、肉汁を逃がさないために切れ目を入れないというテクニックは実際に存在します(切れ目を入れるのは、見た目のよさと箸で掴みやすくするため)。
しかし、切れ目を入れていないウインナーなのに中火で炒めるという点が最悪。
中火で炒めるとウインナーの皮が破裂してしまい、結局は切れ目を入れたときと同じ状態になってしまうので、切れ目を入れないなら弱火で炒めることが絶対条件です。
案の定、田中のウインナーは次から次へと破裂していき、松本に「切れ目できてるやん!」と言われると、
「これは別のやつですから! ここから肉汁は出ていませんから!」
と、切れ目と裂け目がノーマルタイプ・別タイプと分かれているという無茶苦茶な言い訳をしていました。
田中の切れ目なし破裂ウインナーと、ふつうの切れ目ありウインナーを食べ比べたところ、「ふつうの方が美味い」という意味のない結果に。
弱火でとろとろ炒めたら美味しかったと思います。それでも、ただのシャウエッセンですけどね。
松本のこだわり料理
材料
- 焼き餃子
レシピ
- フライパンに油を入れて熱する
- フライパンを火から離し、餃子を並べる
- 感覚で表面が焼けるのを待つ
- 水を入れ、ふたをして蒸し焼き
- 音がシュワシュワからチリチリになったら完成
人生の中で、餃子を焼いて失敗したことがないという松本のレシピ。
どこからどう見ても普通の餃子の作り方ですが、フライパンを火から離して温度差ができないようにするなど、とてもこだわっているのがわかります。火を止めればいいだけのことなんですけどね。
焼き上がりはとてもちゃんとできていて、やっぱり慣れているというか、普段からよく作っているんだろうなと思わせました。
昔、『HEY!HEY!HEY!』という音楽番組で福山雅治と料理対決した際、『ひーちゃんライス』というごはんにたこを混ぜただけのひどい料理を作っていたことがありましたが、それに比べてとてもよく作っていると思います。
『ガキの使い』メンバーの評価は次の通り。
浜ちゃん「美味しいけど、普通の餃子と同じ作り方なんじゃないですか」
たしかに、普通の餃子と同じ作り方です。
まとめ、別に作るほどのものじゃない(笑)
見れば見るほど、誰の作り方も普通の作り方か、もしくは普通の作り方にアレンジを加えた結果美味しくなくなった料理だったため、別にあえて作るほどのものではないという結論に至りました。
でも浜ちゃんの『おくらのかつお節あえ』は絶対美味しいと思いますよ!
今後はかなり当たりが多い、『絶対に美味しい○○シリーズ』などガキの使い番組レシピを紹介していきます!