ニンテンドースイッチは本当に成功する?PSVRとどちらを買うべき?ゲーム機の未来は?

かねてからコードネーム『NX』で知られ、ついに発表となったNintendo Switch。

その内容はまさにゲームファンを喜ばせる素晴らしい次世代ゲーム機でした。

WiiUは残念ながらPS4に比べて後塵を拝することになりましたが、ニンテンドースイッチは本当に売れるのか?

成功するかどうかの分かれ目はどこにあるのか?

また、PSVRとどちらが買い得なのか?

ファミリーコンピューター時代から30年近くゲームで遊び続けている管理人が、隅から隅まで徹底検証したいと思います。

Nintendo Switchの特徴

画像はすべてニンテンドー公式YouTubeより参照

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まずは据え置き機として。大画面で美しく快適にプレイできているのがわかりますね。

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本体はかなりコンパクト。おしゃれでどこに置いても邪魔になりません。

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外出したい時は、使用していたコントローラーを分解し…

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本体の左右にカチッとはめこむことで…

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携帯で今のゲームの続きをすることができます。これは素晴らしい利点。

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さらにコントローラーは単体でひとつのコントローラーとして使うこともでき、外で友達とマリオカートの対戦をすることも可能。

たったひとつで無限の可能性、これがニンテンドースイッチです。もしももう少し早くこれが発表されていたら、覇権を取るのは間違いなくこの機種だったでしょう。PS3とVitaを同時に使用でき、更にそれを超えている性能があるからです。

しかし残念ながら、今の敵はPS4ではなく、スマホ・iPhoneという強力なものになってしまいました。

スペック的には未発表なのですが、TegraX2を搭載しているのはまず間違いなく、PS4には劣るものの、WiiUの2倍以上はある任天堂としては圧倒的な性能。

WiiU以降、ゲームの覇権をPSに譲り続けてきましたが、果たしてこれでニンテンドーは挽回できるのでしょうか?

そして、最大の敵である『スマホアプリ』に勝てるのでしょうか?

人はiPhoneに10万円出すが、ゲーム機に5万円出さない

いま、日本においてスマホやiPhoneを使っていない人を見つけるのがだんだん難しくなってきました。

それほどスマホは身近であり、みんなiPhoneの新型が発表されると、たとえそれが10万円を超えてもローンを組んで購入するのです。

これこそがニンテンドースイッチ最強の敵であるといえます。

すでにみんな、スマホでわいわいとスマホアプリで遊んでいるのです。友達と「パズドラどうなった?」「モンストは?」と盛り上がったことが誰しもあるでしょう。

すでにここに大金を費やしていますし、ここでもう友達と遊べています。ニンテンドー自身もスマホの力を認め、『ポケモンGO』や『スーパーマリオラン』の参入を始めている最中です。

これ以上PS4やスイッチに5万円近く出すなら、スマホアプリに適度に課金するというのが今の日本のライトユーザーたちの意向なのです。

すでにスイッチは半分スマホで実現できる

LOGICOOL パワーシェル コントローラ + バッテリー G550

これはロジクールから販売されている、iPhone用の外付けコントローラーですが、何かに似ているとは思いませんか。

また、iPhoneのゲームはファイアTVスティックやクロームキャストと連携することで、テレビ画面に映し出すことも出来ます。

これはニンテンドースイッチが想定しているプレイ範囲とほとんど完全にかぶっており、この状態でゲーム機が生き残っている理由は、ヘビーゲーマーにとってスマホにはたいしたゲームがないから、ということに尽きます。

スマホではスカイリムなどの大作ゲームや、マリオカートなどのパーティーゲームが存在しないため、結果的にゲーム機は生き残ることが出来ているのです。

もしもスマホがゲーム機として進化し、ビッグタイトルが登場することになれば、多くのユーザーは「今持ってるスマホだけでいい」と言い出すでしょう。

それは、『ポケモンGO』をどれだけの人がやっていたかということを思い出せば、スマホの爆発力がゲーム機とは比較にならないことがわかるはずです。

スイッチはどうすればスマホに勝てるのか

スイッチの敵はPS4やPSVRではなく、完全にスマホ、iPhoneがその範疇に入っています。

任天堂自身が、『ポケモンGO』や『スーパーマリオラン』でスマホの力を認めている今、この強大な敵とどうやって共存するかが問題になってきます。

もちろん素晴らしいゲームタイトルが発売されれば、それでヘビーゲーマーが購入し、スマホと同時に共存できるでしょう。

しかしライトユーザーはほとんどスマホで済ませてしまいますから、今後も一般層はスマホ、ヘビーゲーマーだけがゲーム機を遊ぶのでは、ゲーム文化はどんどん先細りしてしまいます。

ヘビーゲーマー向けの難しいゲームしか売れなくなると、新規が遊べなくなり、結果的にスマホが更に強くなってしまうからです。

ここはスマホと共存とか、スマホに勝つなどという発想を根本的に捨てなくてはなりません。

任天堂が持っている唯一の勝ち方、それは、任天堂自身がスマホを発売することです。

もっと言うと、ニンテンドースイッチのディスプレイ部分を自社のゲーム特化スマホにすればよいのです。

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価格はiPhoneと同等に近い10万円近くを設定してもなんら構わないでしょう。そのかわり、スマホとして完成されたスペックを必ず保持しておくことです。

任天堂が発売する、ゲームスマホ。

もちろんスマホですから、通話やメール、インターネットはもちろんとして、LINEを含む、これまで発売されたすべてのスマホアプリが遊べるAndroid搭載。

それでいてゲーム機なので、Androidとは別に搭載しているゲーム機としての部分で、マリオカートやスマブラなどのパーティーゲームから、無双シリーズなどのアクション、RPGやヘビーゲーマー向けのゲームまで、あらゆるゲームがプレイできる。

たったひとつで、スマホからゲーム機としてのニーズまですべてが満たせる。

こんなスマホが発売されれば、ゲーム世代にとって、iPhoneとゲームスマホは本当に頭を悩ませる選択になるでしょう。

特にiPhoneで毎日ゲームして遊んでいる人々にとっては、スマホで濃厚にゲームができるということが嬉しくてたまらないはず。

スマホを持っているだけで、友達とマリオカートやその他の有名ゲームで遊べる上、過去に発売されたスーファミなどのゲームも盛り込めば、iPhoneに匹敵するほど魅力的なスマホになります。

iPhoneなどのスマホに勝つためには、ゲーム機として勝負をせず、スマホとして勝負をしなければなりません。

スマホが積み重ねてきた、LINEやスマホアプリという人々が手放せなくなっているものをそのまま吸収し、更にニンテンドー独自のゲーム要素を足してあげること。

これこそがニンテンドーがスマホに勝つための最善の方法だと、管理人は個人的に考えています。

スイッチが成功するかどうかはゲームタイトル次第

しかし残念ながら、スイッチはスマホではありませんので、このような戦略を取ることは不可能だといえます(今後スマホに改良できるならしてほしいのですが)。

今の状態でスイッチが成功するための方法は、いつも通り、ゲームタイトルをどれだけ呼べるかということにかかっているでしょう。

現在、サードパーティーにはスクエニやセガ、コナミやコーエーなど、誰もが遊んだことのあるメーカーが名を連ねていますが、この中からどれだけのヒットゲームが登場するかが勝負の行方を決めます。

残念ながらWiiUではこのあたりに失敗し、サードパーティーのタイトルに恵まれなかったのがWiiUの敗因です。

今後、数多くのゲームタイトルに恵まれれば、PS4+PSVitaを併せ持ったような評価をされるようになるでしょう。

この時点で素晴らしいゲーム機ですが、すでにSONYはそこに留まっておらず、PSVRというキラーマシンを投入しており、果たしてゲームを遊ぶ人間が何を求めるのか問われる時代になっています。

スイッチとPSVR、どちらが買い得なのか

PlayStation VR

スイッチは家庭用ゲーム機の最終進化系であり、PSVRは仮想現実を味わうための機械と、その用途はまったく異なります。

しかし、このふたつだけの勝負で言えば、PSVRに軍配が上がるのではないでしょうか。

なぜなら、先ほどの話に挙げたように、大衆のほとんどを占めるライトユーザーは、スマホでゲームに満足してしまっているからです。

また、スマホのゲームは友達とつながるにも本当に便利であり、スマホのゲームが進化すれば、新規ゲーム機を必要としていないと言えます。

けれどもPSVRはそれとは全く違う、人類が初めて味わう仮想体験の世界。

これをつけるだけで、人は海中にも月面にも行ける、どこにでも旅行できると言われているのです。

現在、PSVRはPS4が必要な上にVRまで必要と、結果的に10万円近い出費を余儀なくされるため、ゲーマーのためのマシンであることを余儀なくされています。

しかし、Googleはスマホ使用により超低価格でのVRマシンを目指しており、価格競争の中でPSVRの値段が下がったり、GoogleからよりよいVR環境が提供されれば、スイッチはかなり苦しい戦いになるでしょう。

もちろんGoogleが参入するとSONYも厳しく、やはり今の時代はスマホをどれだけ取り込めるかが勝負の分かれ目であるといえます。

任天堂とSONYは共同開発するべきか

かつて、『FF』と『ドラクエ』で争うスクエアとエニックスが合併された時、ゲームファンは驚愕しながらもその将来に期待したものです。

任天堂とSONYは、互いに新ハードを出して消耗し合うのなら、共同開発してくれたほうがユーザーにとっては親切であり、ゲーム業界にとっても有意義ではないのかと思わされる部分があります。

なぜなら、今遊んでいる最新ゲーム機のゲーム、数年したら使えなくなってしまうということがあまりにも多いからです。

ぼくもこれまで、ファミコンからスーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジン、サターン、プレイステーション…と、持っていたゲーム機の数を挙げたら20機以上になるかと思うのですが、ほとんどのソフトは他のゲーム機で遊べないのです。

しかも最近のゲーム機は数年すると入れ替わりますから、また昔のソフトが遊べなくなります。こんなに馬鹿らしいことはありません。

スマホはそんな心配もないので、ライトユーザーがスマホで遊ぶ気持ちはわかるような気がします。

任天堂だ、SONYだと分かれて多くのゲーム機を開発するより、ひとつにまとまって共同開発してくれたほうが、ユーザーにとってはよっぽど親切です。

また、当たり前なのですが、任天堂のゲームとSONYのVR、更にスマホも混ぜ合わせれば、もはや世界においても迎うところ敵なしのゲーム機が出来上がるでしょう。

実はゲームファンの本当の望みはそこにあり、ゲーム戦争に負けて好きなメーカーが消耗していくより、全メーカー合わせてゲームを盛り上げてくれたほうがどれだけ嬉しいかわかりません。

もはやゲームの敵はゲームではなく、スマホになった時代。

ゲームが生き残り続けるためには、これまでのゲーム機戦争からひとつ上のステージに上がらなければならなくなったと言えるでしょう。

追記

ニンテンドースイッチの対象ユーザーを、大人ゲーマーではなく、スマホを買ってもらえない小学生ゲーマーだと考えた場合、やはりスイッチは魅力的な機体です。

しかし、その場合、なぜ子ども向けゲーム機に、紛失しやすい着脱式コントローラーをつけてしまうのかという疑問が残ります。DSタッチペンでも子どもは紛失してしまいますが、コントローラーはペンより遥かに高価なはずです。

また、子ども向けゲーム機はすでにDSが圧倒的シェアを誇っているので、スイッチのようにDSのテレビ用ドックを開発し、それでテレビ出力できるようにすれば、ほとんどスイッチのやりたいことは叶ってしまうのではないかという疑問もあります。

なぜなら、スイッチはDSやWiiソフトとの互換性がなく、これまで集めたすべてのゲームが遊べなくなるために、子ども向けならDSの改良・進化のほうが親にも喜ばれるという側面があるからです。

WiiやDSが家庭向けに大ヒットしたのは、『親に理解が得られやすいゲーム機』だったという理由もあり、DSが3DSになっても旧ソフトが使えるのは、購入する親にとって任天堂への信頼を作るものだったのです。

任天堂が家庭向けを背信して出すスイッチですから、それなりの戦略がそこにはあるのかも知れません。詳細スペックが待たれるばかりです。

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